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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫) |
| - 東京創元社 価格 ¥ 672 | |
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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)東京創元社 価格(new/used): 672 円 / 10 円 より 発売日: (1997-06) アマゾン売上ランキング: 93985 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 5件 家の〈消失〉と死体の〈出現〉◆第一話「藁の猫」 完璧な写実性で有名な画家の内縁の妻が服毒死した。 そして、なぜか遺体の手には藁の猫が握られていて…。 前作『狼狽』の「DL2号機事件」と同じテーマが変奏されます。 ◆第二話「砂蛾家の消失」 (人家消失)という大ネタですが、 仕掛け自体は至ってシンプル。 動機の必然性の演出が見事です。 ◆第三話「珠洲子の装い」 飛行機事故で死んだ流行歌手の名を冠した 映画のオーディションでの出来事。 これぞ逆説、という論理が冴えわたります。 ◆第四話「意外な遺骸」 手毬歌に見立てられた他殺死体の謎。 死体の死因がとにかくユニーク。 廻文のお遊びも楽しいです。 ◆第五話「ねじれた帽子」 落とした帽子を頑として受け取らない男の謎。 冒頭、無造作に示される伏線が、とにかく洒落ています。 ◆第六話「争う四巨頭」 第一線を退いた、同郷の政財界の大物4人。 人目を避けて、彼らが会合するのはなぜなのか? 「知」の喜びや、それまで気づかなかった自分の 嗜好を知ることこそ、人生の醍醐味でしょう。 ◆第七話「三郎町路上」 タクシーの後部座席に突然出現した死体の謎。 昆虫学者・響子の姐御っぷりが忘れがたい印象を残します。 ◆第八話「病人に刃物」 「転倒」がキーワード。 誰の身にも起き得る危険ですが、 最終的には因果応報というところ。 作中の、勘違いコント風の会話に、現代でも 決して色褪せない著者の洒脱さを感じます。 砂蛾家 やっぱりおもしろい!とある推理漫画でトリックだけぱくられていました。 しょうがないかもなあ、面白いもん。 世界遺産白川郷・五箇山に行くときは是非カバンの中に一冊。 一つ一つの情景描写も、後で見直してまた納得、のお話です。 実際に白川郷で合掌住居に泊めてもらった夜も、素晴しい木組みや、 美しい秋の防災訓練の写真を見ながら、この作品を思い出さずにおられませんでした。 トリックの本家はこの作品ですよ、あくまでも。 ショウキョウホウセンカの種子心理トリックをつかった短編が8つ収められた、素敵な推理小説の本です。 短い話のなかに、ちゃんと伏線がちりばめられていて、筋道立った解決に 「うーん、さすがだ」 と何回もつぶやいていました。 無理がないきれいなトリックを披露してくれるお話ばかりでとっても面白いです。 どれも面白かったのですがとくに、 のホウセンカの種子の伏線に 転ぶ亜愛一郎。一夜にして忽然と消えてしまった家…、手鞠歌の通りに、撃たれ、煮られ、焼かれていた死体…、探偵役である亜愛一郎はもちろんですが、事件の謎の方もとても魅力的な作品です。 さらにシリーズを通して文章のいたる所で思わずニヤリとしてしまう作者の泡坂妻夫氏の遊び心もこのシリーズの楽しいところです。巧みな言葉遊びや、再読してみて初めて気付くような些細な法則?めいたもの、あれ?と思わず前の作品を読み返したくなる登場人物(笑)などが各作品にさり気なく紛れていて、これを見つけるのもこのシリーズの一つの愉しみだったりします。もう20年以上も前の作品なのですが、初めて読んだ時、そんなに昔の作品であった事に驚かされました。 個人的には「転倒」が一番好きなのでレビューに書きましたが、三部作どれも良作、名作揃いのシリーズです。「逃亡」に収録されている「歯痛の思い出」なんかも面白いですよ! 第二弾です!気弱なカメラマンだが事件が起こればたちまちにして解決してしまう、謎の青年・亜愛一郎(ア・アイイチロウ)。虫だの珍しい雲だのばかり撮っている地味地味カメラマンだが、カメラマンのくせにファッションは常にパリッとした一流品で恐ろしく美形。そして格闘になれば何故かバカ強く、一体どこの誰なのかもわからない。 魅力的なキャラクターだが残念なことに「狼狽」、この「転倒」そして最終作「逃亡」の三部作で終了。 |