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ニーチェ全集〈14〉偶像の黄昏 反キリス... |
| Friedrich Nietzshe - 筑摩書房 価格 ¥ 1,470 | |
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Friedrich Nietzshe 筑摩書房 価格(new/used): 1,470 円 / 896 円 より 発売日: (1994-03) アマゾン売上ランキング: 119313 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件 ニーチェの最高傑作!「今日キリスト者であることは、非礼なのである。そしてここで私の嘔吐がはじまる」 「すべての出来のよいもの、矜持あるもの、気力のすぐれたものを、なによりも美しさを耳にし眼にするということは、キリスト教には苦痛である」 「キリスト教的なのは、精神に対する、精神の矜持、気力、自由、放縦に対する憎悪である。キリスト教的なのは、官能に対する、官能の歓喜に対する、歓喜一般に対する憎悪である・・・」 「「純粋の精神」は一つの愚劣である。神経組織と官能とを、「肉体の外被」を計算に入れなければ、私たちはおのれを誤算する」 「キリスト教は一つの勝利であった、一つのより高貴な志操はキリスト教で徹底的に没落した、― キリスト教こそこれまで人類の最大の不幸であった」 価値の転換を実践し、あらゆる確信から自由でいること・・・「強さ」の本質を示してくれた稀有の書、ニーチェの最高傑作である。 私の言葉は決して滅びない。ーーマルコ13・31ニーチェはキリスト教を否定したが、イエスを否定はしなかった。むしろ、よく読めばかなり高く評価しているように読める。では、イエスの教えとキリスト教の教えはどう違うのか? それは、キリスト教をつくったのはイエスではなくてパウロだ、という事実によって説明できる。 パウロは権力者、支配者への絶対服従を命じる。神が彼らを支配者にしたのだから、支配者を恐れるのは心にやましい者だけだ(ローマ1 13・1~7)。また、あなたが奴隷ならたとえ自由になれるとしても奴隷のままでいろ。どうせ誰だって神の奴隷なのだから(コリント1 7・17~24)。なるほどイエスは、偉くなりたいならすべての人に仕える者になれ(マルコ10・43~44)とは命じたが、奴隷のままでいろ、とは言わなかった。このことは甡?女問題だとさらにハッキリとわかる。パウロは、男は神のために、女は男のためにつくられた、だから女は男に仕えなければならない(コリント1 11・3~9)という。でもイエスは、神は人を男と女としてつくった(マルコ10・6)としか言っていない。 キリスト教はやがてローマ帝国に君臨し、ヨーロッパ、さらには世界を手中におさめるが、それはキリスト教の教えが帝国主義の理念と完全に一致していたからである。もちろん、イエスのではなくパウロのキリスト教が。ーーニーチェは、聖書を手にするときは手袋を忘れるな、と忠告している。黴菌に感染しないように、という意味だろう。このことは特にパウロの書簡を読むときに大切だ。それらは一見イエスの教えの仮面をつけているがゆえに、かなりタチが悪い。 天空が滅びても私の言葉は滅びない(マルコ13・31)とイエスは言った。残念ながら、天地どころか人類が滅びるのと同時に彼の言葉も消え去るだろう。でも、彼の教えが人類より先に失われることは、決してないだろう。 |