金融vs.国家 (ちくま新書)

- 筑摩書房 価格 ¥ 777
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金融vs.国家 (ちくま新書)


筑摩書房

価格(new/used): 777 円 / 413 円 より
発売日: (2008-06) アマゾン売上ランキング: 39669 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

日本の金融は確実に遅れているが追従が正しいとは限らない
タイトルと内容はまったく一致していませんが満足のいく充実の内容です
内容と一致させるのならば仮に「日本と世界の金融史」サブタイトルに「過去・現在から国内金融の未来を模索する」ってところでしょうか?
そんな地味なタイトルでは読者の眼に点きませんが・・・(汗)

日本はいままで米国追従の金融政策を採ってきたのと「日本らしさ」の独自路線をユラユラと・・・時には激しい論戦を交えながらも現在に至ってきた感がある

そして世界の金融は最先端を行く自分のまいた種「サブプライム問題」で大変な事態に陥っている
そこに新興国やオイルマネーはそれらの金融機関を買い漁っているが日本はそれほど大胆には参戦していない

バブルのツケの代償に手間取っていたので時代に取り残されたとも言えるし
取り残されたからこそサブプライムからは信じられないほど傷口が浅く済んだとも言える
それが実は文中にあるようにバブル崩壊からの教訓でリスクの対応が日本独自のやり方としてサブプライム危機から逃れたとも言えて何が正しくて何が正しくないのかはわからない

話をはじめに戻すと欧米化か日本独自化は今後もバランス良くユラユラと揺れ動くのが正しいのかは誰にもわからないが悪くはないとも思う

読み終えても正しい答えは在るようで無いような感想です
日本が良くなるだけでいいのか?
アジアや中南米の金融危機、最近ではサブプライム問題や穀物、原油の急騰と、金融(過剰流動性)の問題は、世界経済にとって大きな課題となっている。本書は、中世イタリアの為替手形から始まり、金融の発展を国家との関わりで描き、金融に関するグランドデザインを描き得ていない日本に警鐘を鳴らす内容。ただ、金融を国家戦略の礎に、50年後を見据え、欧米と対等に渡り合っていく、という発想では、今、長期的な国際経済の安定に向けて求められる、世界の均衡ある発展への展望は見えてこないのではないだろうか。
金融力を欠いた日本
金融の歴史について、中世から現代まで大きく取り上げた金融政策史。それは国家戦略と密接に結びつき、今に至るものだ。米国の基軸通貨政策や英国のシティなどはそういった戦略の結実といえる。
同時に、シンガポールや香港といった新興国も、既成秩序への参入を虎視眈々と狙っている。特に人民元は、筆者の言うようにいずれ円を脅かす地域通貨になるのは間違いない。

その中でいかに国内の独自性を残しつつ、国際競争に勝てるだけの魅力を生み出せるか。残念ながら通貨政策も金融戦略も、日本は長期的な展望を欠いたままだ。
その辺についてもうちょっと突っ込んだ提案が見たい気もするが、本書が優れた入門書であることは変わりない。
金融と国家の切っても切れぬ関係・・・
『金融vs.国家』というタイトルですが、むしろ中世以来の金融と国家の強固な結びつきをテーマにしています。メディチ家やロスチャイルド家とかですね。近現代では、イギリス・アメリカの政策や制度、基軸通貨などに詳しくふれたいます。
金融というと「カネは何も生まない」とか「とにかくカネもうけできればいい」という両極端に分かれてしまう感のある日本人にとっては、あまりお目にかかれない議論もたくさん紹介されています。ややもするとテクニカルな知識にかたよる感のある実務家にとっても、著者なりの歴史的視点とその大切さを教えてくれる良書です。
個人的には、市場経済の根幹の通貨や貨幣(それなしの市場経済は考えにくい)が、かくも国家の強い管理下に置かれている現状(貨幣は国家が独占し、量などは中央銀行が管理しているのがいい例)は、むしろ嘆かわしいと思いますが、国家はほぉっておかないのでしょう、これからもずっと。
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