ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま...

- 筑摩書房 価格 ¥ 777
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ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)


筑摩書房

価格(new/used): 777 円 / 398 円 より
発売日: (2007-08) アマゾン売上ランキング: 16244 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 17件

良質のルポだが、どうかと思う部分もある
日雇い労働者や野宿者の支援をした著者の経験が、いい方向で出ているルポルタージュだ。すなわち、(ア)日雇い労働者や野宿者の実際、(イ)行政や市民がいかに偏見を持っており、それがために(主に)野宿者が過酷な状況に置かれているか、(ウ)問題が構造的であること、など、日雇い労働者や野宿者の問題についての穏当な知識が得られる本である。

ただ、著者の主張に若干の疑問がある。結論自体は変わらないだろうが、就労を第一義にするのがいいかは疑問を留保したい(就労できないと思われていることが偏見の一因だと思うから。就労の有無を問わず人間が尊重されるべきことを基調にしたほうがよい)。また、この本の主題ではないことを承知で書くが、仕事って、そんなに簡単にできるのか?また、安定雇用が妥当だとして、すべての人に安定雇用は可能なのか?

以上、第1段落で星5つ、第2段落で1つ減らして、星4つ。
一気に読みました。それくらい面白い。
野宿者問題に長年関わったというか、自分も野宿者と同じ生活を体験してきた方が、
興味深い問題点をいくつも提示しています。

社会構造が「極限の貧困」の結果としての野宿を生み出している。
この主張はなかなかに的を射ています。
いや、納得できる材料をたくさん挙げているので、的を射ていると思うのです。
ここまで、生々しく野宿者について語っている文章は初めてなのです。

野宿者襲撃事件の項、こんなことをする大馬鹿野郎が居るのかと
非常に腹立たしかったです。

日雇い労働者をトラックに乗せすぎて、指導を受けたある企業に対する皮肉などは、
読んでいてついにんまりしてしまいます。
かなりの書き手だなあと思いました。

ただ、読んでいると、もどかしくなることがあるのです。
これだけ辛い日常を送っている人々が居るのに、
何も出来ない、いや、しようとしていない自分が居る。
本当にもどかしい。今、自分が払っている税金が有効利用されて、
そのようなシステム作りに役だったらと思うけれども、
国にはあまり期待できない。より、もどかしくなります。

実体験に基づいた、よいルポであるとともに、
建設的なプランを示した意見書でもあります。
この問題に興味がある方は、ぜひご一読を。
私のような興味がなかった人間が、かなり感情移入してしまうくらいの迫力があります。
支援者の立場から見た野宿者の実態
支援者の立場から見た野宿者の実態について論じた一冊。

作者の生田氏は20年にわたり野宿者の支援を行ってきて、生田氏自身も学生時代に野宿者と同じようにドヤに泊まって日雇労働に従事したこともあるという。

野宿者数が日本一の大阪・釜ヶ崎、景気に左右される野宿者の生活、金儲けのタネにされる野宿者、危険な労働に従事させられる野宿者、襲撃される野宿者、野宿者と行政の関係、野宿者と地域住民の関係・・・などについて支援者の立場から綴られている。

野宿者と関わりを持たない者にとって一般的に野宿者とは関わりを持つことを避けがちだが、野宿者は危険でもなんでもなく、ただ私たちが彼らのことを知らないだけなのだと思い知らされる。

日本は総中流社会と言われ格差はほとんどないと思われているが、格差の最底辺にいる人々がどれだけ存在し、彼らがどんな生活をしているか知るのに役立つ貴重な一冊である。
本当の最底辺は子供でしょ
著者の伝えたいことはわかりますが、この類の本を読むときに常に頭の片隅に
『自業自得』の4文字が浮かびます。作中にも若干触れられている事です。
ナチの処刑収容所に強制連行されていったユダヤの方々
と比較すれば『甘え』の存在は否定できません。
昔話は参考にならないというなら、今で言えばどうしようもない親の下に生まれた子供、
『甘え』ることじたいが許されません。
仕事上、ホームレス予備軍を嫌というほど『叱り』続け、反省がないので
仕方なく『斬る』ことを何度も経験しているからそう思います。
まぁ『叱る』は余人に任せて『助ける』にテーマを置いた本だということでしょうが・・・。

本当の最底辺
ネットカフェ難民と比してもらいたい。

リアルな最底辺を知ることができる。
格差社会といわれて久しいが、
そんなこと叫ばれる前から
存在していた最底辺。

これは本当に日本のことなのかと思ってしまうし、
日本だからこその事実だとも思ってしまう。

日本国民はこの実態を知る必要がある。