ニーチェ入門 (ちくま新書)

- 筑摩書房 価格 ¥ 756
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ニーチェ入門 (ちくま新書)


筑摩書房

価格(new/used): 756 円 / 500 円 より
発売日: (1994-09) アマゾン売上ランキング: 7723 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 14件

一冊目として
永井均『これがニーチェだ!』よりも簡単かつ体系的な構成となっています。
一冊目にはこちら。
万人向けのニーチェ
ニーチェを有益な思想書として読まれるのであれば、同じく新書である『これがニーチェだ』(永井均著)よりもこちらをお勧めします。本書を含む竹田青嗣さんの著書に深く感動された方には永井均さんの著書はあまりお勧め出来ません。逆に竹田青嗣さんのニーチェ解釈(あるいは言語哲学批判やエロス原理)に違和感や反感を抱いた方がおられるなら『これがニーチェだ』と読み比べてみるのもよいかもしれません(特に第二空間における力への意志説に対する超越論哲学とニーチェ的観点からの批判は興味深い)
初めて哲学書を読む私でも読みきることができた!
哲学という分野に関して何の予備知識も持たない私にでも、とても読みやすい本だと思いました。

ニーチェについてはその狂人的なエピソードしか知らず、そこから興味を持って本書を手に取りましたが、
ニーチェの頃の時代背景と、そこからどういう風に考え、どんな思想に行き着いたのか、とても分かりやすく書いてありました。
哲学的な小難しい言葉をほとんど使わず、ニーチェを説明してくれる本書は、まさに入門書としてふさわしいのではないかと思います。
破門されました
ニーチェはプラトンからヘーゲルに至るメタ万物学(エクリチュール)を否定しつつも、「ルサンチマン」なるエクリチュールを発明する。

ニーチェ入門はこの矛盾に答えようとしない。

ニーチェがいう「ルサンチマン」も「権力」もいまや死にたいである。
そんなものはニーチェが批判したエクリチュールのなかにしか存在しない。

しかし・・・ルサンチマン、権力という言葉は死なないのである。
格差問題が取り沙汰されるなか益々この手の言葉が濫用され不気味に生気を帯びて
きたかのように思える・・・・。
実体のともなわない心や観念に、これは権力だ!あれはルサンチマン!だとあたかも
それが絶対的に正しいかの如く命名しようとするワン君。これはニーチェが発明した言葉
なのだからニーチェが使うのは絶対的に正しいと言えなくはない。言葉の本来性を内面化、構造化しているのは発明した本人だけである。ということは我々が「権力」や「ルサンチマン」という言葉を用いる時に、我々はその言葉の所有者ではないので必ず本来性からズレる。しかし発言した本人はずれていないと錯覚する。

ここで新たな問題が?本来性を規定する本来性とは?

この問題にこの本は明快な回答を出してない。あえてこの問題から避けてるのだろうか?

読みやすい
ニーチェの言葉は常に挑発的で刺激に満ちており、時にその言葉のうちの一つに雷を打たれることはあるが、その全体の内実をそっくりそのまま受け取るということは困難さを極める。ニーチェに刺激され、自らの哲学を展開するのは多い一方で、ニーチェそのものに即してなるべく忠実にニーチェをより感受しやすい形に翻訳したものは数少ない。しかし、ニーチェは少し触れただけでは火傷を負ってしまうような、さまざまな誤解を引き起こしやすい思索家であることは確かである。すなわち最もそういった翻訳作業が必要とされる思索家ではなかろうか。ここで展開されれニーチェ論は最も標準的な論であり、若干物足らない感もあるが、ニーチェにおいてはそれこそが実は最も困難な作業なのではなかろうか。読みやすく、また納得いかない部分も少なく、良書と思われる。