ハナコ月記 (ちくま文庫)

- 筑摩書房 価格 ¥ 735
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ハナコ月記 (ちくま文庫)


筑摩書房

価格(new/used): 735 円 / 295 円 より
発売日: (1996-12) アマゾン売上ランキング: 23251 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 2件

とても現実!!
~吉田~~ 秋生のまた違った冷めた感覚を見ることが出来る作品。

とても頭のいい冷たいけど心に残る他の作品とは違い、男と女が共に生きて行く様をとても現実的に描写しています。でも、やっぱりなんかほのぼのする部分があって何度でも読んでしまいました。

女のせこくてだらしなさとか男の情けないけど賢いところとか…
『なんだかなぁ』という部分を短編で綴~~っています。
やっぱり、うまいなぁ~~~と思いました。~

イイ感じに力が抜けています
88年から94年にかけて雑誌「HANAKO」に不定期に連載された吉田秋生のエッセイ的漫画。連載されていた当時はこれを読みたくて「HANAKO」を買っていたくらい。だが月1回程度でしか掲載されてなく(このため、“日記”ならぬ“月記”というわけです)、最新号に掲載されているかどうかで一喜一憂していた覚えがあります。単行本で出版されましたが、この文庫化にあたって単行本未収録分も収録されているようです。

イラストレーターのハナコさん(26)とサラリーマンのイチロー君(27)の同居カップル。買い物、デート、食事のことや家事などの普段のささいなことから、誕生日・クリスマスといったイベントでのプレゼントの話、海、テニス、スキーといった遊びの話などなどを描きながら、「男ってどうしち?こうなの」片や「女ってやつは~」とお互いに思いつつ、折り合いをつけて生活している様子が明るく、時々の季節感も交えつつ描かれます。
読んでいて気持ちよいのは、ハナコさんにしてもイチロー君にしてもカラリとしたところがあり、例えば「男って・・・」という女性の立場の話を書いていても、視点はけっこう男女に公平なのでイヤミくささがないこと。それにハナコさんの絵柄がけっこうカワイイこともよい感じです。

吉田秋生というとどうしてもシリアスでドラマティックな作品を思い浮かべてしまいますが、ここではイイ感じに力が抜けていて、違った一面を見せています。当時”三高”と言われた理想の結婚相手の話、スキーブームの話など、バブル期真っ盛りの時代を彷彿とさせるところもまたなつかしいです。