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芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫) |
| - 筑摩書房 価格 ¥ 882 | |
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芥川龍之介全集〈6〉 (ちくま文庫)筑摩書房 価格(new/used): 882 円 / 600 円 より 発売日: (1987-03) アマゾン売上ランキング: 137637 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件 芥川の晩年の心情がよくわかる芥川の晩年の作品集である。ここに収められている「河童」「或阿呆の一生」「「闇中問答」「歯車」は、晩年の芥川の考え、心情を理解するためには、是非とも読んでおきたい作品だ。改めてこれらを読むと、芥川の心を覆っていた闇の深さに驚かされる。 「河童」は、大正期の日本社会のカリカチュアとなっており、いかに理不尽で不思議な常識が、人間社会でまかりとおっているかを、芥川は見事に浮き彫りにしてみせる。 「或阿呆の一生」では、「人生は二十九歳の彼にはもう少しも明るくはなかつた」「彼の前にあるものは唯発狂か自殺かだけだった」と述べる。凡庸な日々の生活や、鋭い理性と感性から来る、日常的な不安、そして、良心も宗教も存在しない、彼の心と彼を取り巻く社会によって彼は追い詰められてしまったのだ。 「闇中問答」は、芥川が得意としたアフォリズムがちりばめられた、自問自答の作品だ。自分は「どう云う良心も持っていない」と述べる芥川は、阿呆になりたかった。でもなれなかった。悪人にもなれなかった。最後の作品のひとつが「或阿呆の一生」という題名なのは、まったくの皮肉だ。とはいえ、結末の部分から、この作品は迷いを見せながら、形だけでも自分自身を元気付けるために書かれたものであるように思える。 「歯車」では彼の心情をつまびらかにする筆力が凄い。芥川を苦しめる不安と恐怖の数々。彼の周辺で起こる、いちいちの出来事に不安を予兆する「しるし」と関連性を感じざるをえず、芥川を奈落に突き落とすのだ。 類まれなる頭脳を持って生まれた近代人、芥川龍之介。しかし良心も思想もなく、ただ澄み渡った明晰な理知が存在する場合にどういう悲劇が起こるかを、芥川の人生は示しているように思う。 或る阿呆の一生など有名な或る阿呆の一生 が収められています。 他に、河童 浅草公園 冬 手紙 夢 闇中無答 点鬼簿 蜃気楼 彼 春の夜 歯車 古千屋 など。 或る阿呆の一生は何度読み返しても面白い。思想的にも極めて 興味深い部分を含んでいる。 解説は臼井吉見さんです。 芥川の晩作芥川の晩年の作品となる。 初期の作品と異なることが良く分かる。 ぼんやりとした不安。。。 暗く将来を悲観した雰囲気の作品が多い。 |