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シックスシグマ―品質立国ニッポン復活の経営手法ダイヤモンド社 価格(new/used): -- 円 / 1 円 より 発売日: (1998-04) アマゾン売上ランキング: 421076 位 単行本 / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 2.0 / 総数: 2件 シックスシグマのパンフレット本レビューでは、シックスシグマに関する評価は行わず、純粋に本書に関することを述べたいと思う。 シックスシグマ自体はいろいろなところで紹介されているため、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれない。 しかし、知らなくても問題ない。なぜなら、本書がシックスシグマについて紹介してくれるからである。 シックスシグマがどんなコンセプトなのか? どのように発達していったのか? どのような企業で採用されて、どのような効果を生んだのか? 本書を読めば、これらの疑問が解決するだろう。 しかし、あくまでそこまでである。 例えば、シックスシグマを採用したいと思ったとしよう。 では実際にどうすればいいのか? 誰に何をさせればよいのか? 効果が出るまで、プロジェクトはどのように進んでいくのか? 予算は? 期間は? そもそも本当にシックスシグマは効果的なのか? 本書の範囲内で、これらの質問に答えることはできない。 シックスシグマの紹介、パンフレットと考えれば本書の価値は高くなるだろう。 しかし、シックスシグマの教科書やハウツー本というわけではない。 いろいろな企業の例が紹介されていることから、シックスシグマがすごそうであることはわかる。 ただし、そこまでである。 カリフォルニア巻を、寿司と言うか言わないか?誰が読むかによって、星の数は大きく違う。 ある程度日本の品質管理活動に造詣があれば、敢えて精読の必要はない。品質管理についてほとんど知識がなければ、本書は有効であろうし、星の数も増える。 品質活動に関するブームは、戦後日米を定期的に “往復” する。 米国からSQC(統計的品質管理)が日本に導入され、日本でのひとつの形となって管理図法が発展する。その管理図法が米国にわたり米国流の味付けが施されてSPC(統計的工程管理)となって日本に逆輸入される。 このように、品質関連技術は日米でキャッチボールされて、次々に発展してきた歴史がある。その観点からすれば、このシックス・シグマも日本のTQCを米国流に味付けし直したものだ。どちらかと言えばボトムアップに重心がある日本のTQCを、トップダウンの国リーダーシップの国である米国が、シックス・シグマとして再生したのである。というわけで、現場レベルで問題の改善に使われている手法の95%はTQCと同じである。 それにしても著者の主催するシックス・シグマのセミナーは強く印象に残っている。私の質問 「TQCとシックス・シグマの違いを説明して欲しい。シックス・シグマのどこが優れているのか?」 に対して、著者側の回答はTQCとの違いや優位性を示すものではなく、シックス・シグマの説明を繰り返したに過ぎなかった。質問を繰り返すと彼女らは沈黙し、立ち往生してしまった。TQCの盛んな日本でシックス・シグマを教えるなら、この質問は必須のはずだが、本書にもその回答はない。この印象が強く残ってしまっており、冒頭の事情も含めてやっと星ふたつだ。 同じテーマの商品を探す
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