奴隷と奴隷商人 (「知の再発見」双書)

Jean Meyer - 創元社 価格 ¥ 1,575
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奴隷と奴隷商人 (「知の再発見」双書)

Jean Meyer
創元社

価格(new/used): 1,575 円 / 800 円 より
発売日: (1992-06) アマゾン売上ランキング: 44802 位
単行本(ソフトカバー) / 通常3~4日以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 2件

奴隷商人
 Jean Meyerの『Esclaves et Negriers』(1986年)の翻訳。
 創元社の「知の再発見」双書の一冊で、豊富な図版が嬉しい。巻末の資料集も貴重。
 奴隷の本は日本でもたくさん出ているが、本書は奴隷商人について詳しく書かれている点が貴重。奴隷商人にヨーロッパ人とアフリカ人の二層があったこと、奴隷商人が冷酷な人間というわけではなかったこと、奴隷貿易における損益の可能性など。横暴な白人という単純なイメージを打ち壊すように書かれており、興味深かった。
 フランス人研究者による奴隷貿易研究であり、従来のアメリカ・イギリスの研究とは違った姿が描き出されている。その分、アメリカの奴隷制や南北戦争の箇所が弱いが、面白い一冊であった。
過酷な歴史
 世界史の暗黒面、奴隷制を描く。新大陸へ連れて行かれたアフリカ人奴隷を中心として、意思に反して過酷な生を強いられた奴隷たちの境涯は今も衝撃的に迫ってくる。。彼らは世界経済に組み込まれ、利益を生むための使い捨ての労働力として大量に消費された。
 アフリカ人は村から拉致され、せまい船倉に押し込まれて強制連行された。その余りに残酷な境遇が様々な資料と画像を駆使して描かれる。
 驚くことに現在も奴隷制は存在し、子供をはじめ多くの人々が売買されているという。