![]() |
斉藤さん (オフィスユーコミックス) |
| - 創美社 価格 ¥ 480 | |
| home|書籍|CD|DVD|ゲーム|ソフトウェア|家電|キッチン|おもちゃ・趣味 |
![]() |
斉藤さん (オフィスユーコミックス)創美社 価格(new/used): 480 円 / 1 円 より 発売日: (2006-11-17) アマゾン売上ランキング: -- 位 コミック / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 4件 斉藤さん!!ドラマみてからコミック買いました! 斉藤さんは正しいと思います! 子供にもぜひ読んでほしい一冊です(^◇^) 実際に・・・斉藤さんが、怒っているのと同じようなことで、怒った経験がある人はたくさんいるはずだ。でも、相手が怖かったり、もめるのがうっとうしくて、見てみぬふりをしてしまっているのが現状だろう。斉藤さんが怒っていることは、何も彼女一人の基準で事の良し悪しを判断してのことではない。どう見ても明らかに、くっきりはっきり悪いやん、迷惑やん、と断言できることばかりだ。だれがどうみたって悪いと思えることでも、注意できなくて悔しい思いをし、一方で自分のふがいなさに歯噛みしている大人は山ほどいる。子供たちには、悪いことや人に迷惑をかけることが当たり前ではないまっとうな世の中に暮らしていけるようにしてやりたいと思う。漫画だから、現実よりうまく行き過ぎる点もあるかもしれないけれど、でも、まじめにふつうに暮らしていきたい、と日々願っているものにとっては、斉藤さんの願いは、自分の願いと重なると思う。 とても怖い社会のルールを守らない人はただちに斉藤さんに敵と見なされ、条件反射的にやっつけられる「スポーツ」のような勧善懲悪もの。悪いことを見逃す者にも暴力をもって制裁がくだるので、幼稚園隣の高校の校長は朝礼台で蹴倒される。 斉藤さんのレパートリーには、ユーモアや笑いなどいっさいなく、ただひたすら大声をあげ、短絡的に暴力を振るうのみ。その余裕のなさ、心の狭さが今の世相を反映するようで、わたしは、この漫画がとても怖かった(正義の名の下で行われる暴力は一番怖い)。たぶん、作者が自分でもどうしてかわからないまま、社会に怒り、自分の理想と現実のギャップに苛立っているからだろう。 斉藤さんや作者がそんなに怒っている背景には、子育てのハードルを上げすぎたことも一つあるように思われる。4巻で子育てを「一大プロジェクト」と呼ぶように、子どもを社会の悪から守り、丁寧に育てないとと負担を背負い込み、余裕を無くしているため、社会の悪に過剰に反応するとは考えられないだろうか。 斉藤さんのだんなが海外赴任中という設定が暗示するように、わたしたちの社会は女性を孤立させ、子どもと二人きりにさせ、羅針盤を失ってひたすら社会に同調させるか(=真野さん)、それとも逆襲に出させるか(=斉藤さん)しかできないようだ。そんな問題点をはらんでいるのに、作者が全く気づかず、せっせと勧善懲悪しているところが二重の意味でとても怖い。みなが守れるルールを作り、ルールを守らない者とは対話によって問題を解決できる成熟した社会を創って、「斉藤さん」を減らす必要性を痛感する。 良薬口に苦し悪いこと・理不尽なこと・マナー違反を目にするとその都度きちっと物を言い、 孤立やトラブルにもひるまない一児の母・斉藤さんと、その影響を次第に受ける友人たちの奮闘を描いた作品。 はっきり言って、絵はあまり上手くない。護身術の上達が早過ぎる点やネット検索で 「偶然」高校生の悪巧みを事前に察知する点など、ご都合主義も目に付く。 肝心のテーマ「悪いことは悪いと大人がしっかり言えないでどうする!」も掘り下げは浅い。 例えば、もし斉藤さんの子供が幼稚園児でなく高校生で、もめた相手が不良高校生でなく暴力団で、 報復手段が幼稚園への嫌がらせでなく子供の同級生への無差別レイプだったら? それでも斉藤さんは「悪いことは悪い」と言い続けられるか? 斉藤さんは本当にいとも容易く「悪いことは悪い」と言っているのか? 自分や子供の孤立を巡る葛藤やためらいはないのか? 作中では斉藤さん=ヒーロー、彼女にあこがれる友人の真野さん=凡人、 そのほかのお母さん方=これまた凡人という描かれ方だが、 強い人が強く振舞うのと、弱い人が強くなろうとするのと、本当に勇敢なのはどちらの生き方なのか? そういった多々の疑問は残るが、それでも斉藤さんの生き方は痛快で、読むたびに胸がすく。 そして自分も見習わなければとつくづく思う。これからの世界を担う子供たちの為に。 同じテーマの商品を探す
|