海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump s...

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海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)


創美社

価格(new/used): -- 円 / 150 円 より
発売日: (1988-07) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件

動きのない不確かな絵が醸し出すあやしさ
「生命の木」が『奇談』というタイトルで映画化され、注目を集めている諸星大二郎。

動きのない独特の絵柄がにがてな人もいるだろうが、かえってそれが、底の知れないあやしさを醸し出しているとも言える。

本書には、その「生命の木」のほか、「黒い探究者」「赤い唇」「闇の中の仮面の顔」など、以前『妖怪ハンター』として単行本に収録されていた短編に加え、当時の作品である「肉色の誕生」のほか、「ヒトニグサ」「幻の木」「花咲爺論序説」、そして表題作の「海竜祭の夜」が収録されている。

古くからの読者にとっては、「ヒトニグサ」「幻の木」「花咲爺論序説」「海竜祭の夜」の4作が、新しく目にする作品になるのだが、どれも稗田礼二郎がらみでおもしろい。

なかでも「海竜祭の夜」は無気味だ。諸星さんとよく比較される星野之宣さんも、同じように民俗学的な要素をちりばめた作品を書いているが、ストーリーもヴィジュアルも明確なだけに、このおどろおどろしさは出ない。

「幻の木」「花咲爺論序説」は、のちに刊行される『天孫降臨』所収の「川上より来たりて」「天孫降臨」へとつながる話で、瓜子姫伝承をテーマにした話だ。『宗像教授伝奇考』(星野之宣/潮出版社)の「瓜子姫殺人事件」とあわせて読むのも一興だ。
超サブカル漫画
 サブカル大好きな人にはおすすめ。あまりにもマニアックすぎる。
 とくに、ヒトニソウの話、そして、隠れキリシタンの話はすごすぎる。ダークな謎がわんさか出てくるが、それが後半はわけのわからんことになって、なって、なって、ぐちゃぐちゃにして、こざっぱり終わるという、まったくもって一般向きではないマンガです。
子供心にトラウマを刻む。
そら、子供の時、頁をめくったら現れたヒルコと融合したマサオの父の姿や、暗黒神話の洞窟で出てくる異形の神を初めて見た時はショックでしたよ。ちょっと以前の話なんですけど、この単行本を叔母に貸してやったんです。(叔母も諸星先生の作品が好き)ある日、叔母の家に親戚の女の子(17)が連休を利用して遊びに来たんですが、床に置いてあったこの本を手に取って興味本位にパラパラめくったらしい。するとすぐさま本を放り投げた。きっと件の怪物でも目に飛びこんできたんでしょうね。その後、女の子は本に触るのもイヤ!とのたまったそうです。
「妖怪ハンター」シリーズ最高
表題「海竜祭の夜」も凄い。

民俗学に興味のある人はお勧め。

「妖怪ハンター」シリーズを読んだ後は

図書館でホコリをかぶった民俗学の本を読むことをお勧め。

改めてモロ☆作品の凄さに気付くだろう。

大人のお伽噺
考古学者の稗田礼二郎を主人公とする短編集の第一弾です。

表題作の「海竜祭の夜」を始めとして日本各地に残っていそうな民話や
神話等を題材に独自に膨らませて見事に諸星ワールドに昇華しています。
このての話にはこの絵柄が必須なのです、きっと。というか他は考えられない。

その中でも私個人としてのお薦めは「生命の木」です。正直、こういう話を
組み立てられる人を無条件で尊敬します。東北に残る隠れキリシタン話を
独自の切り口でせまり、もうひとつの聖書世界を創造されています。
クライマックスの天に飛翔しようとする「じゅすへる」の子孫たちの場面は
正に圧巻です。神々しいまでに感動です。
きっと読後
「みんな ぱらいそさ いくだ!」
「おらといっしょに ぱらいそさ いくだ!!」
の台詞は心に深く深く沈むと思います。

この本は「生命の木」を読むだけでも買う価値はあると信じます。