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俵屋の不思議 |
| - 世界文化社 価格 ¥ 2,730 | |
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俵屋の不思議世界文化社 価格(new/used): 2,730 円 / 400 円 より 発売日: (1999-04) アマゾン売上ランキング: 109873 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件 最強の京都本の一つ最強の京都本の一つである。 村松友視はいわずと知れた直木賞作家。 独特の切り口と語り口でファンが多い。 俵屋は、京都麩屋町の高級和風旅館。サルトル、バーンスタイン、ヒッチコックなど超セレブ級のセレブが泊まることで知られる。 その村松友視と俵屋のコラボレーションである。 村松が俵屋をルポするのではなく、村松と俵屋がガップリ四つに組んだ共同作品。どちらが主体/客体ではなく、主客一体の「超作品」なのである。 村松はその独特の文体で、俵屋に関わる様々な人々の生き様と、俵屋に寄せる思いを描き出す。 出入りの職人たち、商人たち、従業員たち。 いずれも京都の市井に生きる一線級の人々だが、村松の筆によって「超一線級」に浮かび上がる。 村松の筆が彼らを生かし、彼らによって生かされる。 俵屋は彼ら(村松を含む)を生かし、彼らによって生かされるのだ。 そう、俵屋は単なる旅館ではなく、アイコン、偶像、いやもしかしたら俵屋に関わる多くの人々の人格から成る一個の「超人格」なのである。 収録されている写真の数々も素晴らしく、「超表紙級」の唐紙のカバーも俵屋そのものである。 世界を向いている俵屋の美意識純日本風でありながら日本人からみても新鮮で、別世界の空気さえ感じる俵屋。(残念ながら、行ったことはありませんが。) 本書の写真をパラパラ眺めただけでは、俵屋のしつらえは「外国人がみたニッポン」を意識しているのではないか?と感じないこともない。しかし、文章を読めば俵屋は最上級の「日本の心」を表わしているのだということが分かる。日本文化(心)を世界で使う方法の見本のようだと感じた。 また本書は装釘がが素晴らしい。表紙カバーの美しさ、俵屋の美意識のおすそ分けだ。 |