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余韻を聞く |
| - 世界文化社 価格 ¥ 2,415 | |
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余韻を聞く世界文化社 価格(new/used): 2,415 円 / 1,799 円 より 発売日: (2006-05) アマゾン売上ランキング: 309733 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件 素顔の正子この本が、既刊の白洲正子本と決定的に違う点、それは今までの本がパブリックである事に対して、これは非常にプライベートな性格が強いという事。例えば正子の青山二郎宛の手紙が10通も掲載されており、それを読んで、知りたかった師弟関係の実体を初めて実感することができた。曰く、「たしかに私は あなたをおゝこらせたに違いないと、心配で夜もねられません。お怒りなったらまだしものこと、とるに足らぬ下らない者だと見離されたのだったら、どうしようと何事も手につきません。・・」。女傑のイメージのある白洲正子とまったく逆の彼女がここにいる。それは、今までの白洲本では見出せないものだった。 また、同じく青山二郎宛の手紙の中で、夫、白洲次郎のことを「次郎坊ちゃん」と呼び、「家の次郎 この頃足の爪まで私に切らせるようになりました。」という記述がある。最近女性誌などに写真入りで特集されることの多い「白洲夫妻」とは一味違う夫婦像を知る事ができて興味深い。彼女の死後8年、この本は読み返すほどにタイトル『余韻を聞く』が心に響く。白洲正子ファン、白洲研究者にとっては、白洲正子全集以来、久々に読み応えのある本の出現だと思う。 |