僕の散財日記

- 世界文化社 価格 ¥ 1,680
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僕の散財日記


世界文化社

価格(new/used): 1,680 円 / 750 円 より
発売日: (2005-12) アマゾン売上ランキング: 84776 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 7件

うーむ
確かに文才はあって「読ませ」ますが、致命的なのはそれぞれのモノの魅力がいま一つ伝わってこないこと。
モノの写真もモノクロでちっさいのがページの隅にあったりしてちょっと期待外れ。

思ったより厭味がなかったのは意外でした。
「散財日記」だと一般人が聞いたこともないようなブランド等の高いものに限定されるので「買い物日記」にして安いのも取り混ぜて続編出されたらどうでしょう。
いいんじゃない?嗜好品ですもの。
ちょいわるオヤジ岸田一郎が元いた雑誌、Men's Exのコラムだった
というこの本。ちょい話題になったので手にしてみました。
結論、欲しくてしょうもなくなるモンはのっていなかった。

似合っているかについて、微妙。

彼って、なんていったらいいのか、身長はそれなりにお高くて
いらっしゃるようで結構なのですが。似合うものを探すって
本当に奥が深いんですねぇ...
昨年ベストドレッサー賞受賞、だけに馬鹿な中年を自己演出して書いてる凄さを感じます。
松任谷正隆氏。誰がどう見ても、ユーミン旦那。ユーミンの作った曲を料理し続けて来た天才。

天才だけに文章も「馬鹿な中年金持ち男の買い物」を見事に自己演出して書ききって徹しています。凄いなあ…と思いました。買い物の数、値段に拘らない庶民感覚全くなし、のところも全部認識して敢えて書いている凄さがあります。何故か。買い物1つ1つの購入動機、購入した時の感覚、購入後の自戒・感動。それから、折々に書かれているコラム(モノローグ)の説得力。これをいちいち詳細に書き込める、これは物書きには出来ないでしょう。アレンジャー、プロデューサーの目線で書いているから凄い、と分かりました。

これだけ成功した人だから書けるのが勿論、前提ですが…一読の価値はあります。
この人、文才はある。
松任谷氏の趣味を肯定できるかどうかは別にして、この人に文才があることだけは認めざるを得ない。「サイズが合わないということは轆轤を回すことを意味する」なんて、私はうまい言い回しだと感じます。

まあ「金持ちの贅沢」といわれれば全くそのとおりだろうが、実際松任谷氏は自他共に認める大金持ちなわけだし、純粋に自分(と奥さん)の実力でその地位を築いたのだから、貧乏人がやっかみ半分で批判するのはフェアではないだろう。

この本を読んで「ケッ」と感じるなら、自分も仕事で成功すればいいだけの話だ。
読む人を選ぶ本でしょうか。
給料日までもう少し。そんな時、豚丼(並)に味噌汁をつけるか、
玉子をつけるか、ええい、いっそのこと清水の舞台から飛び降
りるつもりで、どちらもつけちゃえ!いや、待て、うーんと真
剣に悩んでいる人がこの本を平常心をキープしたままで読むこ
とは至難の技です。
「けっ!」と、この本を読みながら私は何回、心の中で毒づい
たことか。
この人の奥さんもかつては貧乏人にとってはかなりムカツクこ
とをおしゃっていたような気がしますが、まさにおしどり夫婦
でございますね。
ブランド紹介本で使用感等のレポートである、と割り切って読
めば、それなりに「役立つ」本じゃないの〜ん、と軽く流して
おきます。