人はいつから「殺人者」になるのか (青春...

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人はいつから「殺人者」になるのか (青春新書INTELLIGENCE)


青春出版社

価格(new/used): 767 円 / 322 円 より
発売日: (2005-11) アマゾン売上ランキング: 39779 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 5件

殺人者になる条件
日本を震撼させた殺人者達が送ってきた人生や各事件の裁判でのやり取りが記されている。

殺人者の共通点は複雑な家庭環境であると感じた。
幼少の頃から何らかの心的なストレス(コンプレックス)を持ち、かつ周囲にフォローする人のいない人間が不幸にも殺人者になってしまうケースが多いようだ。
それだけに特にオウム事件に関連のある人物のひとりである林郁夫の人生は大変興味深いものがある。林は開業医の次男として生まれ、成績は幼少の頃からトップ。慶大医学部を卒業後、医師国家試験に合格…といった経歴の持ち主である。こうした人物でさえオウムにのめり込んで犯罪を犯してしまった点が注目に値する。オウム裁判はかなり時間がかかっているが、是非そうした人物でさえ犯罪者にしてしまった原因の追求を行って欲しい。

9人の犯罪者を扱っているだけに事件の詳細を知るといった点では物足りなさは否定できないが犯罪者(殺人者)の心中を理解する一助になる一冊である。
裁判傍聴趣味人
著者は裁判を傍聴しては小説を書いている。
刑事裁判ものが多いようだが、検察側と弁護側のどちらに感情移入をしているかがあきらかだ。
三権分立では司法は独立しているはずだが、国家という枠組みから本当に独立しているのかは甚だ疑問だ。
あきらかな憲法違反(大阪地裁での判決)を犯している小泉前首相の靖国参拝や、映画「それでもボクはやってない」の司法が本当にあるべき姿なのかどうか。また麻原裁判の「推定『有罪』」をどう思うか?
裁判員制度を前に考えさせられる一冊である。
入門編として
ここ最近の凶悪事件の簡単な説明と裁判傍聴をまとめたものです。広く、浅くという感じ。あっさりし過ぎという感想をお持ちの方もおられるでしょうがあまり新聞を読まない私は知らなかった事も結構あったり、これは報道出来ない……という事実もあったりと興味深かったです。この本で興味が湧いて“自分で調べてみよう”とさらに別の本を読んでみたり……まだ裁判中の事件もありますから傍聴に行くのも良いかと思います。個人的には《宅間守》に一番興味をひかれたのですが彼はもう既決囚ですし精神分析関係の本等に少し出てくる位で詳しく事件と彼を追ったものは無く残念でした。
お金の無駄です。
こんなもの、新聞報道に毛が生えた程度の文章の羅列です。タイトルの通り、人は何をきっかけに、いつから殺人を起こすかについての分析なんて皆無。有名な著者だけに、こんないい加減な仕事は実に腹立たしい。
粘り強い裁判の傍聴によって明らかになる殺人者たちのこころ
奈良女児殺人事件の小林や、池田小学校事件の宅間などの著名な殺人犯人についてのコンパクトなドキュメント。しかし、ろくに事実関係の検証もせずにあやしげな解説をする心理学者や評論家たちと異なり、それぞれの事件の公判をしっかりと傍聴したうえで、その心性をもっともよくあらわす部分をコンパクトに記述をするところはさすがに、佐木 隆三である。安易な文明批判を排して、事実関係を冷静にみつめているところが好感を持てる。新聞にはのらず、公判ではじめてあきらかになった衝撃の事実も冷静に記述されている。