荷抜け

- 新日本出版社 価格 ¥ 1,890
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荷抜け


新日本出版社

価格(new/used): 1,890 円 / 973 円 より
発売日: (2007-05) アマゾン売上ランキング: 225066 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件

中高生向けの時代小説
中高生向けに書かれたせいか妙にファンタジーっぽいと言うか、油が抜けたような風味の時代小説。とは言え、丁寧な描写が光る。そもそも一揆がテーマなので、北国信州の農民たちの苦しい生活を、中高生にも分かるような言葉で克明に描写している。教科書では江戸時代の農民というのは農業だけやってるような感じで習ってしまうが、実際には牛方になったりいろいろやっているわけで、しかもそのすべてが苛酷なのである。このあたり、今どきのワーキングプアなんか甘いよ、と作者は言いたいのかもしれない。今年の読書感想文の課題図書になっているが、今どきの子供たちはこの作品から何を読み取るのだろうか。

それにしても上杉謙信の「敵に塩を送る」美談が、塩の専売に絡んで創作された話だとは驚き。