少女物語―棄景〈4〉

- 春秋社 価格 ¥ 3,045
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少女物語―棄景〈4〉


春秋社

価格(new/used): 3,045 円 / 2,000 円 より
発売日: (2000-11) アマゾン売上ランキング: 337061 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 1.5 / 総数: 6件

美しい少女と美しい廃墟と、そして美しい国
すぎた日のことをいくら懐かしんでも、あの日は決して戻らない。
それは、単に過去へ戻ることができないという意味だけではない。人々は、その過去が「現在」であったときの苦い記憶も都合よく失っているから、もし過去へ戻ることができたとしても、現在の人間が懐かしむ「あの日」では決してあり得ないという意味も含まれている。
体よく「あく取り」の終わった過去ばかりを懐かしみたがるという姿勢には、全く共感できない。
美しい国を目指す連中と同様の、強烈ないかがわしさ、うさんくささがページに漂っている。
信者さん乙
丸田信者にとってはすんばらしぃ写真集なのかもしれないけど、そうでない自分にとってはあまりのあざとさにひいてしまいました。
いまどき、アイドルグラビアだってここまであざとくは無いですよ。
それとも、芸術ならおっけぇ牧場なのですか、あぁそうなのですか。
でも、いっぱんピープルの自分はきもくてひきました。
砂糖菓子
あまぁ〜ぃあまぁ〜ぃ砂糖菓子のような光景が繰り広げられています。
ただ、性質の悪いことに「表面をビターコート」しているので、ぼんやり眺めてると「世の中の苦味も知った」ような気にさせられます。
中の甘さに酔いしれるのもよいでしょうが、ほどほどにしないと知的糖尿病にかかるかもしれませんよ。
歎美する以外ありえない。
少女と廃墟。
その主題に対して多少の抵抗を抱く人も中にはいるようだ。
しかし古く錆付いた景色と時間の中に、生身の人間を介在させるという丸田氏の表現に、
「懐かしい面影を漂わせた精気に満ちた美」という独特な世界を感じることができる。

朽ち果てた場所を新鮮に表現する丸田氏の写真は素晴らしいの一言だ。
少女たちの何気ない表情や一面に、かつてそこに生きたであろう人々の姿が、
不思議と懐古するように心に浮かぶ。
そんな懐かしいやさしさと、遥か遠い時間に想いを馳せる切なさに、心地の良い胸のいたみを感じる。

その場所にかつて溢れていたであろう人々の夢や希望。
現代を生きるわたしたちにはもうわからないことだが、丸田氏の写真に写る風景と少女は
そんな過去の想いを垣間見させてくれる。
安い感動をイージーに提供する陳腐さ
難民キャンプで微笑む子どもたちを出汁にして、インスタントな感動を狙った即席めんの広告をほうふつとさせる、安易な感動の大安売りだ。