敗因と

- 光文社 価格 ¥ 1,575
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
敗因と


光文社

価格(new/used): 1,575 円 / 73 円 より
発売日: (2006-12-15) アマゾン売上ランキング: 56577 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 32件

フィクションかノンフィクションか
実名で出している以上、ノンフィクションなのだろうと推測はできる。
ただ匿名の部分、あれは本当なのだろうか。
なぜ匿名にしなければならないのだろうか。
“敗因と”とタイトルで使っている以上、ちゃんと実名を挙げるべきだったと思う。

“28年目〜”で出来ていたことができない。
それがこの金子達仁の限界であり、現状の温い文章なのだと思う。

それを“よし”としてきた読者、出版社、本人の罪は重い。
金子達仁の不幸、日本のサッカーライティングの不幸
 
 この本をどう受け止め、どう評価すればいいのだろう。

 ワールドカップ・ドイツ大会で砕け散った日本代表の内実に迫ろうとした本、なのだろう。いや、その試みがまったく無益なわけではない。帯によれば「稀代のスポーツライター3人が……全世界50人に及ぶ選手・関係者を徹底取材!」した作品である。いくつもの新しい視点・事実を伝えてくれてはいる。

 引っかかるのは、その「徹底取材」をまとめた手法だ。三人称を基本にした「ニュージャーナリズム」的な叙述である。書き手が実際に見ていないシーンを取材から再構成する、いわば「神の視点」だ。その視点への信頼を読者に与えるには、それなりの筆力と覚悟が必要だが、この作品にはそのどちらもが足りない。

 過度に断定調の表現、不要と思える大仰な書き方、ときには書き手の自己陶酔とも思えるスタイル(一例をあげれば、7章の冒頭の5行とラストの3行)、そんなものがやたらと引っかかる。とくに重要と思えるコメントにかぎって、話者が「ある選手」と匿名になっているのも信頼感を欠く。週刊誌でも盛んに書かれたボンの日本料理店に残る「サイン入り日の丸」の真相をめぐる章も、だから、どこまで信じていいのかわからなくなる。

 最もうまく書かれているのは、オーストラリア監督だったフース・ヒディンクとのインタビューを金子達仁がまとめた4章だろう。金子の後輩である2人の共著者は、金子との筆力の差をさらけ出している。

 けれども、金子達仁がとてもいいというわけではない。1996年のアトランタ五輪の日本代表を描いた『28年目のハーフタイム』で鮮烈にデビューした書き手が、2006年ワールドカップについて出版した作品がこれどまりだというのは、いささか寂しい。

 金子達仁の不幸は『28年目…』を発表した直後に、97年のワールドカップ予選で苦戦していた日本代表がらみの原稿依頼が殺到し、彼がそれに細かに応じてしまったことだ。そのとき金子達仁が自分のやるべき仕事をわきまえていれば、日本にもイングランドやオランダのような良質のサッカーライティングの基礎が築かれたはずなのだ。
日本代表もまだまだ大人になりきれていないかな
日本代表がなぜドイツワールドカップの一次予選で敗れ去ったのかを追求しています。ドイツワールドカップでの日本代表は、戦っているという感じがしなかった。ジーコ監督が悪いということはなんとなくわかる。しかし、もう少し選手同士で何とかならんかったかなという感じがしている。実は、1996年のアトランタオリンピックと同じ過ちを犯しているのではないか。お互いがお互いをカバーするなどチーム競技として当たり前のことができていないのではないだろうか。

まあ、このワールドカップが終わった後、日本のFIFAランキングが40位台まで落ちましたね。これこそがもともとの実力なんだろうな。まだ、実力がついてはいなかったんだな。前回の日韓ワールドカップでは、ホームということと強いチームとあたらないというシード国ということでベスト16までいったんだよね。今からオシム監督でやり直していけばいいのではと思う。2007年のアジアカップから真剣勝負の場がやってくる。それにまずはむかってがんばってほしい。

この本でよかったのは、ヒディング監督のインタビューと中田英がチームになじめていないことが改めてわかったことかな。
2010年の“勝因”へ
複数の要因による崩壊へのカウントダウン。JFAが発行したお粗末なテクニカルレポートには片言も記されていなかった真実を対戦国含め、監督、一部の選手、スタッフのインタビューから解明していく。約7割に含まれている中田英寿についての記事では、アトランタを共に闘った城、前園らが語る“ヒデ”と一部のチームメイトに疎まれた“世界に通じたNAKATA”の苦悩のラストランが垣間見れる。新監督により生まれ変わった日本代表が再び崩壊の危機を迎えないためにも、迎えた危機を乗り越えるためにもこの“敗因”から2010年の“勝因”を導き出してほしい。
日本代表は素晴らしい
日本代表の選手は、あの時韓国内がどういう状態だったか知っているのだろうか?
日豪戦は全局が中継したため、視聴率は日本を上回り、日本が点を入れられた瞬間、アパートの各部屋から一斉に歓声が沸き上がった。
ネット掲示板は
「日本が負けることは韓国が勝つことより嬉しい」
といった歓喜のコメントで埋めつくされた。
日本代表は素晴らしいよ。
自分達が負けることによって、隣国の多くの人々にこの上ない喜びを与えたんだから。