目下の恋人 (光文社文庫)

- 光文社 価格 ¥ 520
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目下の恋人 (光文社文庫)


光文社

価格(new/used): 520 円 / 1 円 より
発売日: (2005-07-12) アマゾン売上ランキング: 112745 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 2.5 / 総数: 3件

あんまりお薦めではない
誤解が交錯し、ササクレだった男女の仲を描くとき、この著者の本領が発揮される。
収録されている10個の短編のうち、3つは期待通りであった。が、何を言いたいのかわからないものもあった。最後の方にあるどの雑誌に掲載されたかをみれば納得するものの、他の文庫本に載せられていたものもあり、、個人的にはお薦め度は低い。
不倫などの題材が多いのが、辻仁成研究には必読の一冊か
1998 年から 2001年にわたって書かれた短編小説8編に、書き下ろし2編を加えた恋愛短編集。恋愛といっても純愛のみならず、不倫や浮気、愛人といったテーマが多く、また暴力も一つのテーマとなっているので作品ごとに好き嫌いは分かれると思います。

著者、辻仁成は2000年に南果歩と離婚し、2002年に中山美穂と再婚します。911テロを挟んだこの激動の時期に書かれた本短編集は、それらの影響が顕著に出ています。テロと作家の離婚の問題を同時進行で描いた『君と僕のあいだにある』『愛という名の報復』は、深読みすれば面白いかもしれません。

また『好青年』は後に同じ登場人物、ストーリーをベースに、長編小説『サヨナライツカ』へと発展する作品です。そういった「辻仁成研究」をする上では外せない一冊です。

ちなみに表題作『目下の恋人』は、青春を感じさせる、純粋さが気持ちの良い作品でした。

女心の表現の仕方がうまい
標題作が素晴らしいです。男の人なのに、微妙な女心がこんなに上手く書けるとは吃驚です。
「一瞬が永遠になるものが恋。永遠が一瞬になるものが愛」その言葉が、素晴らしいと思いました。
NYのテロを話題にしつつ、それを恋愛と絶妙にからんで書いてあつ作品も興味深かったです。