江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 ...

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江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫)


光文社

価格(new/used): 1,050 円 / 392 円 より
発売日: (2004-07-14) アマゾン売上ランキング: 39265 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件

プロバビリティの犯罪
◆「赤い部屋」

  今宵も異常な興奮を求めて集まった「赤い部屋」の会の面々。

  今晩の語り手である新入会員のT氏が、怪異な物語を語り始めた。
  彼はこれまでに九十九人の人を殺害してきたというのだが……。


  乱歩が谷崎潤一郎の「途上」という短編に触発されて
  命名した「プロバビリティの犯罪」が描かれます。

  「プロバビリティの犯罪」とは、明確な殺意を持ちつつも、直接的な行動を起こすことなく
  人を死に至らしめることで刑罰から我が身をまもろうとする確率を利用した殺人方法です。
  

  作中には、そうしたトリックが数多く盛り込まれているのですが、
  オチに関しては賛否両論かもしれませんw
もしかしたら ここに逆転の発想が・・
代表作!屋根裏部屋の散歩者なんてもしかしたら変態かもしれません。風呂の覗きや痴漢みたいなものかもしれません。よんでいるとスパイダーマンか足八本の蜘蛛にでもなったような気がしますよ。しかしこの発想はいいですよね、タイトルも抜群に良い。
痴漢や変態、好奇心趣味の犯罪思考・・。心の隠れた部分って人間もっていますよ。あ、そうそう乱歩は筆力が抜群!!こんなすごい人いるんだね。
ミステリー界の巨匠の初期短編集
乱歩の作品の中でも特に評判の高い初期短編を集めた巻です。
トリックの見事さもさることながら、濃密な文体もまた魅力的。
ページ数が多く、しかも文庫版で安いのでとてもお買い得だと思います。
『人間椅子』が一番面白かった。
光文社から出ている全集の第1巻。
「全集」だけあってとても多くの作品が収められており、本当に玉石混交といった感じ。
自分のような乱歩の初心者や、面白いとされている作品だけ読みたい人には、この光文社の全集は向いていないかも・・・
ただ、全ての作品に対して、乱歩の「自作解説」がついていて、これがかなり面白い。
例えば自分で「つまらない」と言っている作品もかなりあって、そういう作品は本当につまらない(笑)

基本的には文体も内容も古臭いと感じられるものが多いが、表題作の『屋根裏の散歩者』・『心理試験』・『人間椅子』等の有名な作品は流石に今でも面白い。特に『人間椅子』は素晴らしい。
「変態」(あくまで括弧付)を表現するのが上手い作家だなあと思った。
まさに全集
江戸川乱歩を知るためにはこれは最適だと思う。ただ、作品の後に乱歩自身の「自作解説」なる文があるのだがその中で「これは愚作であった」とか「駄作もいくつかある」などと言っており実際そう言っている作品は今ひとつ。だから色んな意味で全集。