この本に掲載されているのは、いわゆる「居酒屋」であり、基本的には個人(家族)経営の小さな店ばかりである。伊丹氏の評価は完全に信用に足るものではあるが、いかにヒドイ店の店主にも、生活があり、常連客がいる。自分単独の評価で、その人たちの生活を侵害してはならない、という優しくかつ謙虚な姿勢が素晴らしい。
最近は「本音の辛口評価」などといって、気に入らない店を実名であげつらうガイドブックもあるが、とても品の無い印象を受ける。私は伊丹氏の姿勢を100%支持したい。