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アウトサイダー・アート (光文社新書) |
| - 光文社 価格 ¥ 777 | |
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アウトサイダー・アート (光文社新書)光文社 価格(new/used): 777 円 / 330 円 より 発売日: (2003-09-17) アマゾン売上ランキング: 34635 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 5件 包摂概念が曖昧かつ凡庸かつ安易アウトサイダーという概念の命名に政治的不当性が感じられる。 精神的障害者の携わる芸術がなぜアウトサイダー・アートなのか? 精神的健常者はインサイダーで、そうでない者を不当に排除する命名法である。 こと芸術と精神という本来切り離せない二項にかかわることだけに、精神的障害者芸術をアウトサイダー・アートとして紹介する著者の姿勢は英語圏での命名法の受け売りで、情けないほど安易で凡庸である。独自の概念を提案してほしかった。 わたしは本書のこの安易さに対して断固反対したい。芸術ほど安易さと無縁の領域はないはずだからである。 興味を引くテーマだが光文社新書は内容の荒い本が多いと言われますが これについても、さもありなんです。 精神病患者への著者のフィールドワークなどをつぶさに見れば、 著者のアウトサイダー・アートとモダンアート両方に対する 多分の幻想と偏見によって書かれた本、 というのが素人目にも明確でした。 疑って読むのが賢明ですよ。 素人をやさしく案内してくれた本アウトサイダーアートって何という説明が少々、それが、どのような人たちの、どんな尽力で確立していったか?という歴史・人物の紹介、そして作品紹介からなります。歴史・人物の紹介が、半分ぐらいを占めてます。カラーの口絵も少々あり、絵画やオブジェそのものも、ある程度鑑賞できるようになってます。白黒のものもあり、「カラーでみたい!」ものも、かなり、ありました。美術館に来いということでしょうか? 筆者が、美術館員さんのためか、初心者にも、やさしく丁寧に説明してくれる本でした。専門用語もなく、読みやすい本でした。 芸術ってこんなに面白かったのか!って夢野久作『ドグラ・マグラ』に登場する患者の作ったモノとか、荒俣宏の本で読んだ幻の怪建築「二笑亭」にピピッとくる人なら即買いの本です。 口絵に出てくるフランスの怪建築「理想宮」、びっしり無意味な漢字で埋め尽くされた紙、イスラム紋様よりも緻密で不規則なくり返しが不安にさせる油彩などなど、ギョッとする芸術作品?が続々登場。期待を裏切りません。 芸術って何なのか。創作したい衝動が吹き出したモノ、ってしか言いようがないというか、言葉で表せない驚きや感動をもたらすモノっていうか。奥が深いです。けど、「俺にもできるかな?」って気もするし。 臨床心理・異常心理や色彩心理、精神医学に興味のある人、ミニマルミュージック好きも買って損はしません。面白いッス。 アートのアウトサイダー初めてアウトサイダー・アートなるものを知ったのはヘンリー・ダーガーの『非現実の王国で』で、「きいちのぬりえ」といっちゃえばそれまでなんだけど、ちょっと衝撃的だったのは1枚の絵から想像される物語りと、絵それ自体よりも身寄りのない独居老人が誰にも知られることなく(誰かに見せることを意識せず!)絵物語がつづられたというバックグラウンドだった。そのイメージばかりが強く、アウトサイダー・アートというとまず頭に浮かぶ精神に障害のある人の作品という(私も含めた)勘違いを、この本はまず指摘する。アートのアウトサイダーの作品であるからアウトサイダー・アートであるというのは考えてみれば単純だ。しかし、我々は美術に関してなんらかの教育を受けている限り既存のアートの枠組を逸脱することは難しいとこの本は語。そして、その困難を越えているからこそ成り立つのがアウトサイダー・アートなのだと解説する。技術や手法をまったく意識していない、鑑賞するものすら相手にしていないからこそ、それは作者自身を表現しているのだ。現代美術の展示を見ると、作家の美術との格闘の意志と、意志では突き抜けられない壁を感じてしまって、また、その突き抜けられなさがちょっと好きなんだけど、突き抜けてしまうと人ではなくなってしまうのかもしれない。 |