小説吉田学校〈第1部〉保守本流 (人物文...

- 学陽書房 価格 ¥ 735
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小説吉田学校〈第1部〉保守本流 (人物文庫)


学陽書房

価格(new/used): 735 円 / 428 円 より
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

戦後日本(正確には自民党)の政争史
政治評論家にして田中角栄氏の近くにいた戸川猪佐武氏の代表作。
この間でメインに扱っているのは第二次〜第五次吉田内閣の期間。どっちかってー
と、政策よりは集合離散、政局・政争について焦点があてられており、この傾向は
のちの巻にいくほど強まる。
最初から長く連載するつもりがなかったのか、吉田内閣が終った後は、簡単に鳩
山、石橋、岸、池田内閣の成立についてさらっと記述し、最後の章で、大野伴睦氏
(記者時代の渡邉恒雄氏が側近同様として接した政治家)の死と池田三選を果たし
た総裁選、直後に判明した池田の癌と辞意、続く佐藤内閣の成立を描いている。池
田政権内で大きな位置を占めていた河野一郎が、池田政権の成立当初干されていた
経緯は第二巻で描かれている。
ちなみに、最近注目が集まっている白洲次郎氏は、ここでは「黒須太郎」という名
前の吉田首相側近として、端役扱いで登場している。傲慢でイヤなヤツとして描か
れており、彼の活躍の類は一切描かれていないので注意を。
吉田政権
丁度GHQの民生局が吉田茂首班の妨害工作をし山崎猛首班を工作する場面から始まる。それ以降の吉田の党人不信から自らの系列議員を政界進出させる経緯、佐藤栄作官房長官の起用などそれ以降の吉田退陣までの吉田とその側近たち、三木武吉をはじめとする反吉田派の攻防なども詳細に書かれていて分かりやすい。政治評論家として有名な戸川猪佐武氏であるがゆえに書ける一冊だと思う。
ぜひ読もう!!
ワンマン宰相と言われながらも、日本のためと一歩も引かなかった吉田茂。日本の今後を決定付けた様々な政策。そして、池田勇人、佐藤栄作・・・などの官僚登用による吉田学校。胸沸き躍るドラマがいきいきと描かれていて、とてもおもしろい!!