ジャンキー (河出文庫)

William S. Burroughs - 河出書房新社 価格 ¥ 819
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ジャンキー (河出文庫)

William S. Burroughs
河出書房新社

価格(new/used): 819 円 / 477 円 より
発売日: (2003-12) アマゾン売上ランキング: 63521 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 7件

Best of Burroughs??
鮎川信夫訳「ジャンキー」は素晴らしい。今は河出文庫で発行されている。
それを読んで興味を持った方は、ぜひこれを手にして欲しい。面白さは保証いたします。
「裸のランチ」「ノヴァ急報」で、やや悪い意味で「舞い上がって」しまう前の、良心あるバロウズの小説である。山形浩生氏によれば、ルー・リードはバロウズのベストに本書を挙げているのだそうだ。
誇張したいいかたではなく、「今でも色あせない書物」である。ドラッグ描写なんかはリアルだし、英語自体もナイスだ。ペンギン版で出ているのも当然といえば当然かな。
バロウズは「JunkはKickじゃねえ、Lifeなのだ」と本書でおっしゃっている。こんなださい(失礼!)ことは現代の青臭いミュージシャンだって言わないのでは。まあ、それはそれ、ドラッグ経験者にしかわからないことだってありますからね。ドラッグに興味のない方で、バロウズが好きだ、という方にも、このペンギン版はお勧めだ。
「ストレート・ライフ」をご存知ですか?
 この「ジャンキー」よりも迫真の体験記として定評があります。'50を代表するウェスト・コーストの白人ジャズ・プレイヤー、アート・ペッパーの自伝です。残念ながらもう入手が難しいが、麻薬中毒というものがいったいどんなものなのか、ではどうしたら抜けられるのか、それにはどれほどの努力を必要とするものなのか、キチンと知りたい方は有名な本書よりもあちらを勧めます。
スピードのある自伝記
スピードある自伝記で著者自身の麻薬常習経験を語った本です。
ケルアックの”路上”をもっと麻薬の話に絞った感じですが、自分自身の経験からなる禁断症状の描写がもの凄く鮮明で真実みがあり、同時にハイになったときの感覚の描写もおもしろい。

例えば、メキシコでドラッグ性のあるサボテンを仲間で食べてドライブをしているとき、仲間が”あの銀行を見てみろよ。サボテンに見えるぜ”といって、主人公はそんな分けないと思いながら、実際みるとサボテンにしか見えなかったり。おかしくて笑ってしまう文章もありエンターテイニングな本である。

彼が言うには、麻薬とは生き方であり、ジャンキーにとってドラッグとは朝起きて、ベッドから出て、歯を磨き、髭を剃るためにドラッグが必要なのである。

裸のランチは読破できなくても。。。
バロウズといえば『裸のランチ』ですよね。でも、難解なランチを最後まで食べれたかたは少ないのでは?それとくらべて、『ジャンキー』は誰でも読めますよ。翻訳がうまいのか、文章にスピード感があっていいです。
この次に「裸のランチ」
バロウズの処女作です。
後の「ノヴァ急報」のような熱っぽさはなく、極めて客観的に文章を綴っています。(物書きとしての才能に自信がなかったかららしいです。)
ドラッグをキメる瞬間や禁断症状の描写が読者の目を引きますが、おもしろいことに、ラリッてる(恍惚状態)描写がほとんどありません。
ここにバロウズの醒めた視線を感じます。

本作を読んでいるとふと阿佐田哲也の「麻雀放浪記」を思い出しました。