ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河...

Jean Cocteau - 河出書房新社 価格 ¥ 714
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河出文庫

Jean Cocteau
河出書房新社

価格(new/used): 714 円 / 500 円 より
発売日: (2000-02) アマゾン売上ランキング: 86538 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 3件

意味不明
この小説(これを小説と呼んでいいのなら)は、正直難解です。

というよりほとんど意味不明です。

でもなぜか、最後まで読んでしまいます。

なぜだか止まらないのです。こんなことは初めてです。

だから面白いのかどうかわかりません。

でもいいです。

不思議な感覚を味わいたいのなら是非!
咲きこぼれる花のようなポエジー
それにしても、この小説を二十四歳の時に書いたコクトーはやはり天才というしかない(決定版ができるのはもっと後だが)。実験的でストーリーらしいストーリーがないため一般受けはしないだろうが、コクトーの散文が繰り広げる万華鏡のようなポエジー、エスプリ、アフォリズムの軽やかな美しさは特筆に価する。何より、この散文詩的な小説を読みながら感じ取れるコクトーの精神の運動能力には驚嘆してしまう。そのすばやさ、軽やかさ、優雅さ、自在さ。まるでアクロバットを眺めているようだ。この愛らしいイラストがまた良い。幻獣ポトマックとは果たして何だろう? 天才詩人の精神の運動が描いた虹のような小説。
実験的,でも愛すべき小説
昔は,全集でしか見られなかったポトマックが,文庫で読むことができるということはとても,すばらしいことだ.ポトマックの面白さは,コクトー自身が描くコミカルなイラストであろう.しかし,それだけには終わらない.若い詩人のほとばしる感性が,様々なところで見え隠れする.実験的ではあるが,愛すべき小説だ.

コクトーの詩は,日本人にとっては,フランス語という大きな障害が阻み,本来の持つ響きや韻を味わうことが出来ないが,ポトマックはコクトーの数少ない小説の一つとして,日本人にもなじむものなのではないだろうか.