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悪徳の栄え〈下〉 (河出文庫) |
| 渋澤 龍彦 - 河出書房新社 価格 ¥ 693 | |
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渋澤 龍彦 河出書房新社 価格(new/used): 693 円 / 1 円 より 発売日: (1990-10) アマゾン売上ランキング: 8654 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 3件 話題の作品今も昔も変りませんね。 クラッシックさが新しい。 風刺悪徳文学の極致澁澤訳「悪徳の栄え」下巻。基本的には、上巻と変わらないが、宗教や道徳の偽善を糾弾するジュリエットの舌鋒いよいよ鋭く、悪に徹する心に隙が出来た人間は悉く姦計によって葬り去られる。これは一種の風刺文学というべきだろう。とにかく出てくる少女は悉く「絶世の美女」で、次から次へとジュリエットやその取り巻きの餌食となる。上巻と同様、知っておくべき性語が若干出てくる。強蔵(つよぞう)=精力の強い男、香箱=女陰、鑓尖(やりさき)=陰茎、腎水=精液、愛液、等々。しかし、これらは江戸期以前にその出典が求められるもので、ヨーロッパ文学である本書の訳語として必ずしも適切ではないかもしれない。わかりやすい訳ではあるが、全体に野暮ったい雰囲気がするのはそのせいだろう。 ギブアーップ最後まで読めませんでした。ただひたすらに悪の限りを尽くす女の話 です。読む前は、人はなぜ悪に惹かれるのかを書いたものだと思ってい たのですが、逆説的な道徳小説のように感じました。悪をなすことには 快楽が伴い、反対する理由には、自らがそれをなされたくは無いという 気持ちがあるからで、そのことをもって悪をなさない理由にはならない ということなのでしょうか。何時かじっくり読んでみようと思います。 |