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うろんな客 |
| Edward Gorey - 河出書房新社 価格 ¥ 1,050 | |
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うろんな客Edward Gorey 河出書房新社 価格(new/used): 1,050 円 / 695 円 より 発売日: (2000-11) アマゾン売上ランキング: 57879 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 31件 漢文体初めてゴーリーの本を手にしました。英文自体がそういうものなのでしょうが、和訳にわざわざ短歌形式にするという素直すぎる訳者は日本人が読者であるという配慮に欠けています。もっと考えて翻訳して頂きたい。 パパはわからなかったけどママはすぐにわかった。ある日突然やって来てそのまま17年も居座り続けているあやしげな客「IT」。その正体をママはすぐに見破りました。私は最後まで気づきませんでしたけど・・・。さすがママ。母は強し。とてもよくできたストーリーです。正体が分かる前と正体がわかった後の2度楽しめました。 心と生活に入り込む「IT(何か)」が怖い原文タイトルは「The Doubtful Guest」ですが、本文中は「Guest」という単語はなく、すべて「IT」で表されます。「IT」と見るとスティーブン・キングの名作「IT」が思い出されます。様々なものを含包する「IT」が、ここでも怖さを発揮しています。 本著で「IT」を迎えた一家は、追い出すでもなく、粗雑に扱うでもなく「IT」と共生を始めます。「IT」は時に自分勝手ぶりを発揮しつつ住みつき、気が付いたら・・・というストーリーです。 ふと人間の心にぽっかりと空いたところに入り込み、時に宿主を振り回す「IT(何か)」を描いているのではないでしょうか。誰にでも覚えがありそうな感覚な気がします。キリスト教の「七つの大罪(傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲)」のような。作品中でもそうですが、「IT」はどこか愛嬌があり、宿主は「IT」の存在を受け入れてしまうのかもしれません。 ゴーリー作品の中では珍しく、直接的に「死」を感じさせる内容ではありませんが、そこはかとなく感じる怖さは他の作品に引けを取りません。 読めば読むほどエドワード・ゴーリーさんの著書を拝読したのは本書が初めてです。初心者でも読みやすく、ファンの間で評価も高いとの事でしたので安心して読み始めました。何だか読めば読む程に、謎の生物うろんな客に愛着を感じました。最初の読後は意味がよくわからず、訳者の柴田さんの追悼文を読んで初めて理解しました。うろんな客の意味を理解した上でまた読み返してみると何故だか面白い。思えば皆、うろんな客の人生を皆歩んできたのだなぁと思うと人は何故あたかも当然のように受け入れられるのだろうと考えてしまいました。物の見方の違い、視点の違いとは面白いですね。まだエドワード・ゴーリーさんの著書を真に理解する言は出来ませんが新鮮な本でした。 すごい脳味噌のどの辺りを活用すればこういった発想が できるのかさっぱり判らない。こっちの想像の三歩 くらい向こうにスポットライトが光を落としている 感じがする。イメージや論理の飛躍が刺激的で新鮮で 何度読み返しても飽きない。そして最高に笑える!! ゴーリー絵本の中でも一番好きです。 柴田元幸氏の訳も、センス良く、品良く、素晴らしい。 同じテーマの商品を探す
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