また本書では、都市の街路や地区に多様性を生み出す条件として、1.用途の混合 2.小規模ブロック 3.年代と状態の異なる建物の調和 4.人々の集中 の四つを挙げている。例えば<2.小規模ブロックの必要性>は、『大きなブロック(ブロック=街路により分けられたまとまり)は、決まった人にしか使われない通りを生み、隣の通りの人々と分離し単調になる』といった具合だ(それはつまり多様性を生むためには小さなブロックが有用であるということだ)。著者の主張は明快で説得力がある。著者の主張は<市民参加のまちづくり>といったボトムアップ型の都市政策と深く関わりをもつだろう。ぶらぶらと街に出かけたとき、確実に街、街路、公園などが気になるようになる一冊である。