マリア・カラスという生きかた

岸 純信 - 音楽之友社 価格 ¥ 3,045
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マリア・カラスという生きかた

岸 純信
音楽之友社

価格(new/used): 3,045 円 / 1,844 円 より
発売日: (2003-09-01) アマゾン売上ランキング: 334663 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

世論に忠実なカラス観を展開。
著者は「伝記の女王」と呼ばれる売れっ子作家だが、どうも文章に対する誠実さに難があるように感じる。
理由の一つは文章の中につじつまが合わない場所がいくつもあること。
訳者が矛盾を指摘・吸収している箇所もある。

また、情報源を明確にしていない。
例えばカラスの夫・バティスタがこう言った、というくだりが多数出てくるが、それらはバティスタが自著の中で述べていることを引用したものなのに、引用と書いていないので、著者が取材で得た情報であるかのような印象を与える。
自分で取材した、と積極的に嘘をついているわけではないが、気付かない人にはどうぞ誤解していただきましょう、という姿勢は文筆家としていかがなものか。
著者本人が参加していない多くのパーティや舞台での出来事について、見たように語っているのも個人的には悪印象。

肝心のカラスの歌や舞台表現について、著者の言葉での言及がないのも不審。
著者はカラスやその芸術に興味があってこの素材を選んだのではなく、「売れる」からカラスの本を書いたのだろう。

が、ゴシップの集大成、という目で見れば、この本にも価値がある。
芸術よりも有名人の栄光と没落に興味のある「一般大衆」の、カラスに対する心の動きを忠実に再現しているからだ。

カラスが好きになってしまった
シーザーの妻たるものは・・・という名文句がありますが、
カラスにちなむ噂の数々も、激しい気性の大歌手マリア・カラス
だからこそ生まれた伝説なのかもしれません。この本に出てくる
数々のエピソードについて、その真偽の程はともかくも、彼女だから
こそこれこれこんな風に言われたのだろうなと頷けるようなものばかり
でした。それ以来、彼女が歌った得意役をCDで聞いていると、
この本で読んだあのエピソードは、こんな歌い方と根っこを同じくする
ものかな?などといろいろ想像しています。
本人にとっては知られたくなかったこともあるだろうけれど
オペラのディーヴァ、カラスの知られざるエピソードが満載の一冊でした。子供の頃の話が特に身に沁みました。オペラに特に興味がなくても、母親との関係に悩む人には共感できるところが多いかなと思います.....
感動しました。
友人からの紹介で読んでいますが“20世紀の大歌手”と言う観点よりは
“独りの孤独な女”という感じの書き方で読むだけで涙が手出てきます。
サイズも小さめですしハードカバーでもないのでカバンにポンッと入れれて
とても便利です。何よりも表紙の写真が感動的に美人です!!