茶色の朝

- 大月書店 価格 ¥ 1,050
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茶色の朝


大月書店

価格(new/used): 1,050 円 / 143 円 より
発売日: (2003-12) アマゾン売上ランキング: 119375 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 18件

自らの色に咲き出でる大切さを教えられる
 なぜ「茶色」をタイトルに使ったか、この寓話でも巻末のメッセージでも、厳密には語られてはいない。私の考えはこうだ…万人に好まれる色ではなく、中間色・混色であって、一般に美感からははずれるのではなかろうか。「そんなことはない。今の若い女性の服飾の色合いは茶色系統に染まっているのを知らぬか」とお叱りを受けるだろうから、色の流行はさておき、解説にもあるように、それが象徴するものを問題にしなければ、この話も空疎な絵空事になる。
【寓話】という観点は必須のものなのだろう。作品の書かれた時代背景からすば、「全体主義」「国家主義」とかになるのだろうが、もっと敷衍化して時代社会を問わず、本書が読み継がれるとすれば、これはそういう局部・局所に限定されるものではなく、私見によれば「一色に染まる危険」それも「誰も好まない、生命感のない世界」である。人はそれぞれ自分の好みの色に咲き出で、彩り豊かに生を満喫するのが生きる意味であると思う。どんなに清純な青が好きでも、情熱の赤が好きでも、その一色に他人まで感染させられてはかなわない。
 恐ろしいのは【いつのまにやら】である。巧みにされる場合もあるし、自分の無自覚でそうなる場合もあろう。大切なのは、気が付いたその時、自覚したその時を逃さず、自らの色をそれぞれの個性的色に咲いて生きることであると確信した次第である。 
怖かった。。。
とある本で紹介されていたので手に取りました。
本当にとても薄い本で、最初見つけれなかったくらいです。
もちろん、薄いのですぐに読めるのですが、内容は全くもって薄くないです。

この数十ページの本が、私は怖いと思いました。

何も感じない人は、気をつけたほうがいいと思います。
何も感じれないのは危険信号の第一歩だと思うからです。
そういう私も、コレを読んでまず思ったのが『自分もそうなるかもしれない』ということ。
誰でも楽な方へと考えます。はむかったり立ち向かったりする労力は、極力減らそうと無意識に考えるからです。
結果、どうなるかはこの本が教えてくれます。

安易に考えてはいけませんね。
本当にいつでもそんな状況は転がっているんですから。

昔、何かの授業かで見たか読んだかしたものを思い出しました。
『金色の髪の毛の人はとても優秀です。でも、茶色の髪の毛の子はそうではありません』
たしかそんな感じだったと思います。この結果も怖かったなぁ。

内容は良いです。
ただ、この価格も払って買うようなもんじゃない。

しっかりした装丁でイラスト(良いと思うかどうかは人によるだろうなあ)付き、
ご丁寧に文字が茶色で印刷してあります。オプション付きで高くして売るのでは、
安く、手に取りやすい形で出版して(原書は1ユーロだったらしい。百円ちょっと)
多くの人に気軽に読んでもらいたい、という原作者の思いが台無しだと思う。

装丁がしっかりしていることで、なんだか重くなってしまい、なんとなく左翼っぽく
て引いてしまう…というような見当はずれな感覚すら抱いてしまうように思います。
(私は、正直これを軽いノリで人に勧める勇気はありません。)
なんの飾り気もない、単純に文章だけを打ってリーフレットみたいな気軽な感じで出
版すればよかったのに…と思いました。

内容は、良いです。書かれているのはあたりまえなはずなのに忘れてしまいがちなこと。
心に深く響くメッセージです。他の方のコメントでたくさん書いてあるので割愛しますが、
ぜひ多くの人に手にとって見て欲しい本です。
翻訳版はなぜ書籍なのか?
原文はwebに公開されているわけですが、翻訳が同様の形で公開されなかったのはいかなる理由からなのでしょうか?そもそも、原作者は自分の名声あるいは金銭的収入よりも、多くの人に読んで欲しいとの思いから、もっとも容易にアクセスできる方法で公開されていたと考えます。その気持ちが訳者の方に共有されなかったのは大変残念です。なお、作品自体は5つ星と評価します。
大事なことは、考えつづけること。
本書のテーマで取り上げられている、反ファシズムなどに
限ったことではないのですが、大切なことは、考えつづけること。
これを改めて私に気付かせてくれた、とてもシンプルに書かれた本です。
物語は、刻々と変化する主人公達を取り巻く社会を淡々と描いていますが、
それだけに、考えつづけなければいけないターニングポイントを私達も
見失いかねません。
もしかすると、茶色の朝まで何も気付かない人は後半部にある高橋氏の
メッセージを読むまで気がつかないこともあるのかもしれないのです。
いずれにしても、現代を生きる私達に警鐘をならしている書の中では
短時間で読めてしまうものの、内容としては秀逸だと思います。