犬道楽江戸草紙 (徳間文庫―時代小説傑作...

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犬道楽江戸草紙 (徳間文庫―時代小説傑作選)


徳間書店

価格(new/used): 620 円 / 42 円 より
発売日: (2005-08) アマゾン売上ランキング: 83791 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件

お江戸の犬
 司馬遼太郎「絢爛たる犬」、澤田ふじ子「地蔵寺の犬」、白石一郎「犬を飼う武士」、井上ひさし「岡本次郎左衛門」、杉本苑子「ほたるの庭」、笹沢左保「消えた生き証人」、佐江衆一「犬の抜けまいり」、星新一「元禄お犬さわぎ」の8篇が収められている。
 いずれの小説も、犬が主人公であったり、けっこう重要な役割を担っている。逆に、そういう小説を集めるために玉石混淆になってしまった印象も拭えないが。
 面白かったのは「絢爛たる犬」。犬は悪役として登場するのだが、人物や設定が巧み。犬も良く活かされている。しかし、犬好きの人間からすると「何を馬鹿なことを」と反発を覚えてしまうかも」。
 「犬を飼う武士」は仔犬の可愛らしさが伝わってくるし、ほのぼのとした読後感が良かった。
お犬さま
時代小説にはこれまで縁がなく、読んだことはなかったが、犬がテーマということで読んでみた。これが面白い。8編が収録されている。江戸時代の犬というと真っ先に浮かぶのが「生類哀れみの令」だろう。ここにもそれにまつわる物語がいくつか収められている。ことに星新一の作品は秀逸。ユーモアとペーソスにあふれていていかにも星新一らしい。

そのほかにも犬を介した若い男女の恋物語や、お伊勢参りをする殊勝な犬、大岡越前のお白洲に連れて来られた殺人の目撃犬、などなど、どれをとっても面白く新鮮だった。猫編もあるそうなので猫好きの方はそちらもどうぞ。