弱法師 (文春文庫 な 53-1)

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弱法師 (文春文庫 な 53-1)


文藝春秋

価格(new/used): 550 円 / 43 円 より
発売日: (2007-02) アマゾン売上ランキング: 28898 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 9件

独自の世界観にしびれます
脳に腫瘍を持ち、余命わずかな少年、若干20歳にして、文壇でひっぱりだこの小説家、世界を飛び歩き仕事をしていながら、義妹である病弱な母のもとにしばしば帰ってくる豪快な伯母、3篇の小説に登場する人物はどうしてこうも個性豊かで読者をも魅了するのだろう。
人が人を好きになるのに、理由などなく、その人の存在そのものが人生全てとなる。
読んでいて切なく、美しく、極上の読書タイムが持てました。
哀しみ
衝撃を受けました。この世界観、文章の美しさにすっかり魅了されてしまったのです。かなわぬ恋が純化され、結晶となり、戸惑いつつも触れてみたくなる。そんな作品だと思います。
もし、読んでみた方は、愛し過ぎると哀しくなるという事を実感するでしょう。
不可能な愛に捧げる
性愛の描写が抑えられ、ぎりぎりまで削ぎ落とされた恋愛小説は幻想的であり、透徹として美しい。
これらはどれも心中物ではないか。愛する人と死出の旅路を歩むのではないが、不可能な愛と心中する物語だ。
愛すれば愛するほど、身を引かざるを得なくなる。かなわぬから身を引くのではない。身を引いてこそ、この愛はまっとうする。
ただただ恋ゆる人を得るために。死してなお愛するために。愛する人を守り、許し、幸せを祈り、私から解放するために。
死してからこそ愛されるのは切ないが、我が身を賭して相手の人生に私を刻み込む。不在が永遠の余韻となる。
愛を自分の辞書から削除せねばならない人生や、身も心も切り刻んだ恋愛と喪失の想い出に、そうっと寄り添うような優しさと励ましを感じた。
素敵な。
美しい小説だと思いました。
涙が出てきました。
性描写のない官能小説。出会えてよかった。
最悪でした
猫背の皇子、天使の骨で大ファンになりましたが、この本は最悪でした。
自分しか書けない作者。
男性はもちろん書けないし、女子高生も書けません。
なのに、書こうとしているため、人物描写があまりにひどすぎて、ありえない作品になっていました。

この作者の作品ならばどんな駄作でもいい、という人にはおすすめ。