クワイエットルームにようこそ (文春文庫...

- 文藝春秋 価格 ¥ 470
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)


文藝春秋

価格(new/used): 470 円 / 1 円 より
発売日: (2007-08) アマゾン売上ランキング: 44876 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 10件

文壇はクワイエットルームか?
久々に小説を読んで思わず笑った作品。
もちろん良い意味で。

蛇にピアスが芥川賞取れて
これが候補止まり。

文壇はクワイエットルームなのではないでしょうか?
壁の外と内の差
主人公はふとしたきっかけから、薬物の過剰服用、その結果精神病院の閉鎖病棟に送られてしまう。彼女が薬物をおつまみ代わりに飲んだのは、どうしてもさびしくてやりきれなかったとき口寂しくって・・・さきイカでも、ポテトチップスであったかもしれない。
たまたま飲んだクスリでふわっと気持ちよくなったので、それで飲み続けた結果、壁の中(精神病院の隔離病棟)に送られてしまったのである。
クワイテットルームにいる人は確かにクセ者で、変な人かもしれないが、そんな人たち私たちの日常生活にたくさんいるようにも思う。
要は壁の内外にはあまり差はないかもしれない。
主人公が全く違う人物(病院の先生のおかげではない)となり、さわやかに新しい人生を歩むのが好感。
面白さと怖さ
薄い文庫なので、手軽に読むことができる。友人のススメで読み始めてみた。

短編小説のようなテンポで話が進むので、飽きがこずに、話のテンポのよさにのめりこんでいく。私には縁のなかった精神病棟の中が克明に描かれており、その風景が頭にイメージできてしまう。

本編にて、ODで入院はしたが自分自身が正常であると思っていた主人公が、異常な世界にフツーが何か、正常とは何かを見失うシーンがある。同じ入院患者に「アナタはフツー」と言われ、実際に、自分がフツーなのか、それとも、フツーじゃない人にフツーといわれることが、既に自分がフツーじゃないことなのかと思っているだろう。

私がこの本を読みきったとき、「フツーって何?」って思ってしまった。

ココロが弱っているときに読むと逆に危険かもしれない。
映画 観てから読んでしまった。
 大失敗。DVDで、映画化されたこの作品を観てから、読んでしまった。
 映画を観た時の感動は もてなかった。
 それくらい 映画のインパクトは強かったのだ。
 映画の台本、あるいは 原作という 位置づけになってしまった。
 しかし、最初から 映画化の構想があったのだろうか。

 一人の女性が わずか 2週間の精神科病院の生活で 大飛躍していく姿は、私にとっては『奇跡の人』のヘレン・ケラーを思い出す。ヘレン・ケラーの場合は 20歳のサリバン先生が 熟しはじかれる瞬間をつくった奇跡の人として 位置づけられている。
 主人公 佐倉明日香の 人生は あまりにもつらすぎる。重すぎる。彼女が 現実を十分に引き受け相対化し 新しい生き方を固めた舞台は精神科病院である。同棲していた男性の姿が大きい。
 精神科病院の現状を軽やかに描きすぎているという不満がのこるが、その中で 凝縮し飛躍していく佐倉の生き方には やはり感動させられる。
 しかし、よく 映画は この小説をしっかり おさえて 作られているのだということがわかった。
 原作・脚本・監督すべて 松尾すずきなる人物が一人で作ったのだから当然と言えば当然か。
 これから、松尾スズキなる 創作者に関心を持ち始めた自己に気づく。
テンポいい
 テンポがいいです。ラップミュージックみたいな。そして、早い。あっ、という間に終わりました。それなのにとても長いストーリーを読んだような気分になりました。
 明日香が裸になって訴えるシーンなど、かっこよくて鳥肌ものです。しかし、精神科でのリアルな人間観察をコメディタッチで描くなんぞ、お見事です。
同じテーマの商品を探す