闇先案内人〈上〉 (文春文庫)

- 文藝春秋 価格 ¥ 590
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闇先案内人〈上〉 (文春文庫)


文藝春秋

価格(new/used): 590 円 / 1 円 より
発売日: (2005-05) アマゾン売上ランキング: 159723 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 3件

頭の悪い右翼に迎合したような作品
日本国内で愛国心とか口にしているような愚劣な右翼は喜びそうな作品である。作者の他のシリーズ作品を読むことを薦める
新たなヒーロー葛原が「熱く」駆け抜ける
2001年9月に発刊された作品。
2002年版このミスで6位、
2001年文春ベスト10で7位を獲得した。

葛原は国内でトップクラスの「逃がし屋」として依頼者を国外へ脱出させる活動をしていた。ある日彼の元を、警察庁警備局の河内山の使者が訪れる。「密入国中の某国の独裁者の息子を探し出すこと」これが葛原のグループの逮捕を見逃すための交換条件であった。しかし、その重要人物の密入国を支えるのは関西を代表する「逃がし屋」成滝。プロの意地をかけた追跡劇が、やがて国内外の熾烈な諜報戦に発展していく。

実際に起こってもおかしくないような設定の中を、大沢の描く新たなヒーロー葛原が「熱く」駆け抜ける。本作は、単なる冒険小説にとどまらず、「国家の在り方」「我々のもつ愛国心」にも問いかける作品に仕上がっている。

作者のHPで作品の一部を立ち読みできます。

情報屋も満足でしょう
葛原は関東で一番優秀な「逃がし屋」のリーダー。ある日、河内山警視正が彼に接触を持ち、「某独裁国家の政変を握る人物が日本に来ている。その人物には関西一の「逃がし屋」成滝がついている。その人物が某国に帰るまでに探し出して欲しい。」と依頼を受ける。葛原はチームの将来を守るため難しい仕事に着手する。

著者の本格ハードボイルド系の読み物である。著者はもしかしたら独自の『情報屋』を持っているのだろうか、一部設定がいやにリアルなのである。特に逃がし屋の手練手口、警察の指揮系統、反応がそうだ。読者のわれわれに現代の闇の一端を見せてくれる。情報屋も誰にも言えなかった秘密を打ち明け、小説が売れて小さな満足と喝采をあげているのかもしれない。