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楯 (文春文庫PLUS) |
| - 文芸春秋 価格 ¥ 520 | |
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文芸春秋 価格(new/used): 520 円 / 129 円 より 発売日: (2003-07) アマゾン売上ランキング: 312431 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件 それでも二谷は郷を愛している。郷の「ダディ」の後に、これを読みました。 両方の言い分を聞かないと客観的に判断できないので。 二谷さんはやはり、なんだかんだと言っても郷を愛している。二谷さん自身が 離婚後も郷に呆れる部分がありながら、なんだかんだ言いながら、郷を相手し ているところをみると、それはわかるし、再婚相手のAさんの記述が本当にわ ずかにしか記載されていないところをみるとやはり郷への想いが強い。 自分を最後の女にしなかった恨み辛みが怨念となって、文章の行間ににじみ 出ている。冷静に記述しようとするが、文章を書いているときに昔の感情がよ みがえり、自分の人生を狂わせた男への怒りを押さえられなくなっている。 確かに「死が二人を別つまで」という二谷さん本人の人生の予定を大幅に狂 わせたのは、まさしく郷ひろみである。二谷さんが弁明を始めたのは、母とし て子供のため、子供を守るためという、まさに「楯」という大義名分を掲げて いるが、郷がいかに常識外れのいい加減な、自分勝手な男であるかを証明する ことによって、他の女が郷に近づかないようにする。モテないようにする。そ のことによって、精神的に郷の心をを独占したいという女心の屈折した想い、 意図があるように思える。 二谷という人は昔から女としてはあまり可愛げを感じない人だ。強い逞しい 母という気がする人でもあり、相当に勝ち気な女性でもあり、被害者意識の強 い人だ。それ点が裁判沙汰、訴訟事件の多さとなって表れている。 郷は確かに家庭人としては最低のダメ男だが、周囲の反対を押し切って、選 んだのは、あなた自身なのだから、自分の人を見る目のなさ、バカさ加減を証 明するようなものなので、郷をとりまく人々、マスコミへの怒りはこれぐらい にして、過去は決別して未来に生きたほうがよいと思う。中途半端に郷のよう な人間と関わり合いになるぐらいなら、綺麗さっぱり縁をきり、忘れたほうが よい。 私は読み終わった後、重苦しい感じだけが残った。 悔いのない戦いタイトルがすべてを物語っているように思う。離婚後、たくさんの心ない剣(つるぎ)が友里恵さんを傷つけた。自分さえ我慢すれば…と、じっと耐えていたのだが、剣は愛しい2人の娘たちまでをも傷つけた。娘を守るために自らが楯を手にし、さまざまな問題に立ち向かい、戦う。前夫の郷ひろみの手記「ダディ」と読みくらべると、この戦、友里恵さんの圧勝だと思うのは私だけだろうか…。 興味本位で手にしたのですが・・・何度か読み返してしまいました。 友里恵さんの一途さ、そこには強い芯が通っていて、 今更ながら女性としてファンになってしまいました。 お受験に関する記述も、母ならではの弛まぬ努力を感じました。 最終章の「金木犀」は、友里恵さんの生き方の根になっている記述のように 思います。 友里恵さんの潔さのためか、読後には爽快感がありました。 事実は小説より奇なり?! ストーリーがあってよかったです。 同じテーマの商品を探す
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