ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年...

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ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年 (文春文庫)


文藝春秋

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発売日: (2002-10) アマゾン売上ランキング: 223183 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 6件

親と娘の葛藤
自分の子供が他人の子供だと分かっていても、6才まで育てた娘を手放せない気持ちが痛いほどわかり、読んでいて辛い内容でした。また、交換したあとも、育てた子供の新しい環境での適応を心配したり、これも子供を持つ親に取っては苦しい毎日だと思います。子供達にとっても、どこにも持って行きようのない過酷な事実への苛立ちを、思春期と通して経験するのは、本当に大変な精神的ストレスだった事だと思います。

読み終わった後、親として自分は我が子をこれほど大事に、強く、そしてくじけずに育てられるかなと考えさせられた作品です。是非子供を持つ親として読む事をお勧めします。
ケーススタディとすることを許さない絆
「赤ちゃん取り違え」というセンセーショナルな事例に惹かれて手にしました。
その不謹慎さを、読後恥じてしまうような一冊でした。

小学校入学を前にして発覚した「取り違え」の事実。
親の苦悩や子供の健気さ、自分を守るためのしたたかさを目にすると、
一読者ながら「どうして」と嘆かずにはいられない。
しかし、その不合理さをいくら叫んでも、目の前にはその事実が横たわっている。
子供が実の親に引き取られてもなつかず、
親も6歳まで育ててきた子供に愛を感じ続ける過程では
元に戻さなくてもいいのではないかと感じるほどだった。

17年後。ねじれた絆は、やはり不思議な絆の形をしている。
しかしそれをある意味で
「縁」と捉えられるまでに昇華している(せざるをえない?)人の姿に打たれた。
(もちろん、関係した人みんながそう思えているわけではない)。

この一冊は、ここまで入り込んだのか、と驚くほどの取材の賜物だとは思うが
それが、ルポとして出し切れていないようにも感じたので星は4つに。
強烈な生き様をリアルに描いた取材の賜物
この本を見かけて初めて、こうした事件があったことを知った。事件自体が非常に興味深かったので、そのまま購入して読み始めたが、期待は全く裏切られなかった。赤ちゃん取り違え、子供の視点からすると親の取り違え事件。もし自分の身にそれが起きたら、どんな風に育っているだろう?と真剣に考えた。
「情」と「血」、つまり「育ての親」と「生みの親」。いずれかを選べと言われてすぐに結論が出る人はなかなかいないと思う。
家族の根幹を揺るがしたこの事件を、当事者(親、子供両方)の視点から、詳細にわたるインタビューをもとに圧倒的なリアリティで描いたこの作品は、まさに「事実は小説よりも奇なり」と言うにふさわしい。
読み進むにつれて身震いがした。
取材の割には
レアなケースを拾ったという点では評価できます。
しかし、長期間フォローしている割には、「家族とは何か?」という主題がまったく見えてこない。構成力・咀嚼力に難を感じます。
読み出すと止まらない
女性週刊誌感覚の好奇心で読んだけれど、興味深い事件だったので、引き込まれてしまいました。テレビでドラマ化したものよりリアリティがあるし、ドラマと比べて読むのも面白かった。自分にも子供がいるので、いろんな意味で考えさせられた本です。