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風車祭(カジマヤー) (文春文庫) |
| - 文藝春秋 価格 ¥ 1,120 | |
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風車祭(カジマヤー) (文春文庫)文藝春秋 価格(new/used): 1,120 円 / 771 円 より 発売日: (2001-08) アマゾン売上ランキング: 25299 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 13件 八重山の魅力たっぷり−青春の香りが海風にのって沖縄八重山諸島、石垣島の魅力がとっても色鮮やかに描かれている。97歳を迎えるファンキーなおばぁ、青くも瑞々しい島の高校生、琉球王朝の香りを残す美女の幽霊(?)、そしておちゃめで一途な豚の妖怪。彼/彼女らが中心となって、神々が宿る南の島を舞台に、初恋のせつなさ、祭りの興奮、豊穣の喜び、自然への畏怖、そして世代を越えて受け継がれる知恵への畏敬、などなど普段なかなか感じられなくった感情が、海や森に優しく包まれた石垣島の1年間の移り変わりとともに実に綺麗に、活き活きと、そして面白く物語られている。700ページを越える大作であるが、どんどんその物語の中に引き込まれていき、あっという間に「1年間」が終わってしまう。物語が終わってしまって残念だが、心には爽やかな海風が吹き渡り、人間と自然が持つ強く優しい気持ちが温かく感じられるような、そんな読後感でいっぱいになる。 さすが池上!突き抜けた明るさが好き、日本版マジックリアリズム。 この人の作品は登場人物が生き生きしていて、イイ。 島の風土と人物と変な世界観が合ってて読み終える頃には、 もう自分の家に帰らないとか…。 と、島に遊びに来ている妙な錯覚を感じてしまう。 この島に住みたい。 風車祭本を読んで涙を流したのは、この本が初めてでした。沖縄の方言が飛び交う会話、肉体のないマブイ(魂)だけの少女ピシャーマに恋をした武志。読んでいるうちに自分も沖縄の島人だと思えてきてしまってページがどんどん減っていくのがとても寂しく思えた。ちなみに豚のために涙を流したのもこれが初めてだ。 登場人物たちが愛おしくなりました武志にフジのオバァにピシャーマ。 睦子と郁子の姉妹に、チーチーマーチュー、ターチーマーチュー兄弟。 そして、六本足の豚のギーギー。 彼ら登場人物たちが、とても愛おしく思えてくる物語でした。 石垣島を舞台にした、天衣無縫、自由闊達な空気が満ちあふれている物語。 近づくに連れて、いついつまでもこの物語の中に浸っていたくなりました。 沖縄の海の匂い、風の香りが、行間から立ち上ってくるような話でした。 沖縄の夏、清々しくて心地よい物語を感じてみたい方には、 そこにいるような気分分厚い本。長い長ーい話なんだけど読み終えるのがもったいなくて、それだけで泣けた。あのバカバカしさ、島のゆるーい空気がやがてラストに向かって加速していく疾走感、池上作品の魅力が余すところ無く味わえる物語です。まるで自分もそこにいるみたい。 |