朱房の鷹 (文春文庫―宝引の辰捕者帳)

- 文芸春秋 価格 ¥ 520
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朱房の鷹 (文春文庫―宝引の辰捕者帳)


文芸春秋

価格(new/used): 520 円 / 1 円 より
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 1件

オマージュ
 1999年に出た単行本の文庫化。
 「宝引の辰捕者帳」シリーズの第4集。
 8篇が収められている。これまでと同じように、宝引の辰を中心にしながらも、語り手がコロコロと変わっていく。多視点さに工夫があり、面白い。
 捕物帳であるが、岡本綺堂への愛を強く感じた。捕物帳というジャンル自体が、人形佐七の変奏曲であることを考えれば、当然のこととも言えるが。とはいえ、重ね合わせて読めば、二倍面白いだろう。
 捕物帳としては、まあまあの出来。推理あり、人情あり、立ち回りあり。江戸の有名な人物や事件が取り込まれているのも見逃せない点だ。
 職人技という印象の一冊。