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マレーの虎ハリマオ伝説 (文春文庫)
文藝春秋
価格(new/used):
-- 円 /
1 円 より
発売日:
(1994-07)
アマゾン売上ランキング:
356755 位 文庫 / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 2件
ルポとはこうあるべき現在、中野不二男氏は科学技術ライターとして、最先端の科学技術をわかり易く解説する日本では貴重な存在である。その科学技術に取り組む姿勢は、著者の初期の作品にも色濃く映し出されている。私個人としては本書よりも、無名の日本人捕虜の心理状態を再現した前作「カウラの突撃ラッパ-零戦パイロットはなぜ死んだか-」の方が好きではあるが、一般に有名で広く伝説として(あるいはテレビ番組として)知られているハリマオの意外な真実を記した本ルポも、魅力的な題材である。中野氏のマレーシア、福岡での取材活動にも眼を見張るものがある。最近なかなかお目にかかれない行動力+洞察力である。ルポライター養成の教科書としても使用できるのではないだろうか。
マレーシアで活躍した伝説的日本人強盗 怪傑ハリマオのモデルにもなった日本人の物語。東南アジアに関心のある人ならば一度は耳にしたことのあるこの名前は実在の人物だった。 彼は子供の頃に家族と一緒にマレーシアに渡り、しばらくは平穏な暮らしが続く。ところが、シナ事変をきっかけに在マレーシア華人が過激な反日運動を展開、ハリマオの妹を殺害する。ハリマオはこの仕返しに、マレー人と徒党を組み、中国人をターゲットに金品強奪を繰り返す。 イスラムに改宗し、現地に溶け込んだハリマオの生き様に共感を覚えた。彼は、中国人から奪った金品を貧しいマレー人に分配したという。
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