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快楽主義の哲学 (文春文庫) |
| - 文藝春秋 価格 ¥ 460 | |
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快楽主義の哲学 (文春文庫)文藝春秋 価格(new/used): 460 円 / 1 円 より 発売日: (1996-02) アマゾン売上ランキング: 39023 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 9件 勝負に出るときに読む本大学時代に出会って以来、何か勝負に出るときや決心を固めなければいけないときに読む本です。 引越しが多くコレクター心のない私は、本を読んだらすぐ人にあげたり売ったりしてしまうのですが、この本はヘッセのデミアンと並んで数少ない蔵書の一つです。 人生に目的などない。幸福なんて曖昧なものではなく快楽を求めよ。 人によっては何当然のこと言ってるの、くらいであまり強いインパクトがないかもしれませんが、人生とは何か、私はどう生きるべきか、そんな青臭いことを真剣に思いつめていた当時の自分には軽いパラダイムシフトにもなりました。 大人になった今でも、どこか守りに入っていると思ったときに読むと、ぱあっと視界が広がるような気持ちになります。 ただしやはり少し昔の本なので、すでに快楽主義的な方や十分攻撃的に生きている方には刺激が少ないかもしれません。 この本は、真面目すぎる方や、常識に囚われがちな方、人生の守りに入りそうな方が、新たな価値観を見つけたり、自分にできるんだろうかというような勝負を前に不安になっているときに「人生なるようにしかならないって」と、肩の力を抜くために読むといいのではないかと思います。 まあ実際は私がそうやって勇気をもらっているだけなのですが、デカダンス的な印象の強い澁澤氏も、実はとても真面目で常識的な人だったのかなあと勝手な親近感まで抱いてしまいます。 近々覚悟して挑まなければならないイベントがあるので、また読み返してみようと思います。 これもある種の自己啓発本なのかもしれませんね。 快楽主義の考察とても気持ちのいい本だとは思うが、岡本太郎の本などを読んでいると、さして感動はない。しかし、こういう趣旨の本を初めて読めば、新しい価値観に触れられることは確か。 岡本太郎の論調を薄め、アカデミックに分析された本という印象。 自分に正直であれ本書は私の身体を大いに火照らせた。 女性を求める気持ちが増幅され、 社会という名の鎖に縛られていた今までの自分が馬鹿馬鹿しく感じられた。 本書では、単に理想を語るだけでなく、 どのようにしていって日常生活レベルに快楽主義を潜り込ませるかということにも言及されていて、とても実践的な本であると思う。 いまでも、新鮮です。著者が若いときに書いたものですが、今でも新鮮な感じです。 自分がこのころの著者と同じくらいの年齢になって読んでみるとまた違う面白さがありました。文章はとても素敵で、贅沢な本です。 その読みやすさにビックリ。渋澤龍彦の略歴を見て、相当に危なくてお堅いイメージを先入観としてもっていたが、まるで落語のような気楽な口ぶりで、テンポよくとんとん非常識なことを読者にお薦めしているそのアンバランスさが秀でて面白い。 書いてあることはたしかに今更では月並み。きっと読者は思うことでしょう、「外国のスラムじゃこんなの日常茶飯だし、最近じゃ日本の高校生だって小悪さして金作ってラリりながら風俗通ってるじゃねぇか、それのどこがスペシャルなんだい!?」と。 しかしそれは違います。渋澤氏が対象としているのは、あくまで大量の情報と明晰な頭脳を有したインテリゲンチャ、知性に堕落が加わることで、独特のなんとも言えない色艶輝く人生芸術が体現出来るわけで、快楽しか知らないガキんちょが非行に突っ走るのとは次元が違います。 とはいっても、この本を読む読者の9.9割は読んではみるものの、納得はするものの、別に没落を真剣に検討しようとは思わないでしょう。そこまの邪教ではありません。究極的に渋澤氏が言っていることは、みんなで足並みを合わせてお手々つないで仲良く一歩一歩慎重に模範的に進むような行き方は見直すべきだという、極モラル的な教育論。人生一度しかないんだよ、もっとぶっ飛んだ生きのイイ生涯おくらなきゃ!ってなモンでしょう(まるで最近のラップの歌詞みたい)。 しかし分かっちゃいるんだが、そこは多くの人が踏み出せない一歩であり、没落・堕落も1つのキッカケとして、自己を可能な限り開放し、死ぬ間際に「ああ、よくやったな俺はぁ」と思えるような満足感、この一瞬の快楽こそ幸福なのだそうで、説明の下手くそな僕がここで少々内容を公開しても、読めば再度納得できるはずです。これはキカン坊をよそおった善良な著です。 |