シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども...

- 文藝春秋 価格 ¥ 882
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シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会 (文春新書 642)


文藝春秋

価格(new/used): 882 円 / 482 円 より
発売日: (2008-06) アマゾン売上ランキング: 84729 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 2件

読み物としてはどうか?
おそ松くんを 題材にして昭和を振り返るという作品。
おそ松くんを題材に、その当時の生活文化を細かく端端と掘り下げていく本です。
資料的な意味合いが強く、読み物としてはどうなのかな。
自分はあまりおもしろく無かったです。
赤塚不二夫に合掌!(「シェー」よりは「これでいいのだ」の世代として)
 読んでる最中に赤塚不二夫が死んでしまい... 泉麻人的にも、「今、書いとかなきゃ」ってのがあったのかもしれない。しかし泉麻人は引き出しが多いなぁ。雑文書きゃみんなコラムニストなんだろうけど、この人の場合、データベースがすごいよね。しかもそれって他人様の「情報」をどうこうするんじゃなくって自らの「記憶」が源泉になってるところがすごい。まぁあたりはずれはあって、この本なんかは割と「はずれ」のほうではあると思うけど... 記録としては貴重だと思うけど、作品としては面白くないかな。ただ、おそ松くんのリアルをまったく知らない、いまの世代には意外に新鮮かも。ここら辺は難しいんだけどね。今の時代だと、ネットとかオマージュ本とか通して、自分が生きていなかった時代のリアルを情報として収集できちゃうところがあると思うわけ。でも、そうして収集した情報って、やっぱ極端に走っちゃうっていうか、実体とズレちゃうとこもあるんだよね。松田優作とか尾崎豊の神格化なんて、やっぱ、ちょっと違和感あるもん。もちろん優作は当時もカリスマだったけど、「ブラックレイン」まで尻あがりに順調で死ななかったらどんだけの俳優になってたか!!って感じでもなかったわけでさ。やっぱピークは太陽とか遊戯とか探偵まででしょ。ちょっと話がずれちゃったけど、赤塚不二夫も、泉麻人の7つ下の世代にとっては、もうけっこう「終わってた」んだよね。もちろん、小学生低学年で買った「まんが入門」の著者は手塚でも石森でもなく赤塚不二夫だったし、バカボンの単行本は買いそろえたけど、もう作品が実験のための実験、みたいになってて正直しんどかったし、時代はまんがから劇画に向かってたしね。
 でも、この本、ちょっと上の世代の目から、おそ松くんを通して、実によく時代を読み取っていて、なかなか楽しめたことも事実。どんな素材でも一定のレベルに仕上げる著者の力量はさすがだね。
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