中国茶を一通り、勉強したのち、もっと奥深い世界に魅せられた人は、絶対買い!です。これほど、多くの種類を客観的に紹介した本は、他にないのではないでしょうか?コンパクトながら、正しく「図鑑」という名に恥じない本です。お茶の名前は、中国語の繁体字、簡体字の両方で表記されているので、大陸でも、香港、台湾でも、これを見せれば、お茶の名前が通じます。
また、水色の写真がでているところも嬉しい。水色をみれば、発酵の度合いが分かりますよね。私は、文山包種などのうすく出るお茶が好きなので、水色で、自分の好みかどうか判断をしています。中国では、試飲をさせてくれるお茶屋さんは多いですが、日本ではそうでもないですから。産地が書いてあるのも、大陸のお茶屋で見つかる物なので、台湾で探せるのかという手がかりになって、便利です。
本当に中国茶の世界にハマった人にとっては、とても親切は作りになっています。こんなブームになる以前は、香港などで、勘を頼りに選んで、失敗することも多かったのですが、そんなこともなくなりました。実用的であると同時に、一つ一つのお茶の解説を見ながら、「次はどんなお茶を買おう」と悩むのもまた楽しくて、見飽きない本です。