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走ることについて語るときに僕の語ること |
| - 文藝春秋 価格 ¥ 1,500 | |
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走ることについて語るときに僕の語ること文藝春秋 価格(new/used): 1,500 円 / 960 円 より 発売日: (2007-10-12) アマゾン売上ランキング: 993 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 75件 村上春樹嫌いの人も、彼のことを見直すかも村上春樹が走る作家であり、毎年1回はフルマラソンを走り、 トライアスロンにまで挑戦しているというのは僕にとって相当意外でした。 「走る」ことを通して「書く」ことを語ったのがこの作品です。 走ることは、作家として必要な体力・持続力・集中力を 鍛えることができるそうです。 本書には村上春樹が走っている写真がいくつか収められているのですが、 確かに50代とは思えないほど引き締まったしなやかな体つきをしています。 ハングリーな精神と肉体を持つことは作家には不可欠だと僕は考えます。 村上春樹のこと、少し見直しました。 そして、僕も無性に走りたくなりました。 恐ろしく若々しい50代の文書小説家、村上春樹の自分の事を書いた本 この本を読むまで意識しなかったのですが、村上春樹ってもうすぐ 60歳なのですね。先入観が無く読んでいるととても若々しい文書で 驚きました。 内容は走ることを通じて感じる事を9章にわたって書いてあります。 彼の人生の重要な位置に走ることがあることがよくわかります。 小説に、そして走ることに取り組む姿勢に対してこんなに真摯に 考えていることにとても共感を覚えました。 小説、自身の価値観への真摯な独白のメモワール(個人史)村上さんが走ることの第一目的は小説を書く為に必要な体力を保つこと。やがて、努力してもタイムが限界を向かえ、失望感や閉塞感に苛まれます。しかし、そのランナーブルーを乗り越えて、完走する為の努力や過程を大切に思える境地に至ります。 本書では、33歳から走り始めた村上さんが走ることを軸に、小説、自身の価値観等についてとても真摯に語っており、まえがきで「(僕が走ることによって学んだ)哲学とまではいかないにせよ、ある種の経験則のようなものはいくらか含まれていると思う」と述べられているように、村上さんの人物像が如実に独白されたメモワール(個人史)になっています。 村上さんの作品が好きな人・氏自身に興味がある方は必読の書ではいでしょうか。きっと心や自分の人生観に呼応する一文に出会えると思います。 以下本文より抜粋。 与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、それがランニングというものの本質だし、それはまた生きることの(そして僕にとっては書くことの)メタファーでもあるのだ。 走ることを通じて自己の内面を赤裸々に語る村上春樹作家村上春樹は筋金入りのベテラン市民ランナーである。彼は1982年頃から走り始め、以来毎年一回はフルマラソンを走り、あのサロマ湖100キロマラソン!の完走も果たしている。ボストン、ニューヨーク、ホノルル、日本と世界中を走り続け、ギリシャはアテネでのフルマラソンにも挑戦した。近年では、トライアスロンに進出し、色々な大会にも出場している。 彼が走り始めた理由は、作家としての体力や気力を維持するためらしい。経営していたジャズ喫茶をたたんで、作家一本で食って行こうと決めた頃から走り始めた。我々が想像する以上に、作家業とは肉体的、精神的に過酷な世界のようだ。 本書は九つの章(短編)に分かれていて読みやすい。ハワイのカウアイ島から始まって、真夏のアテネでの42キロ、マサチューセッツ州ケンブリッジでの生活、北海道サロマ湖での苦闘、ニューヨーク、ボストンでのマラソン、新潟でのトライアスロンと続いていく。 世界各地でのランニングを通じて、彼自身の原点に立ち戻り、作家としての自己を赤裸々に語るところが面白かった。まるで、作家村上春樹が僕に直接語りかけてくるような錯覚に陥る親しみ溢れる語り口が嬉しい。作家兼ランナー村上春樹の内面に深く入り込むことが出来る。相変わらずの柔らかで気取った文体とお洒落で美しい表現力は冴え渡っている。 俄ランナーの僕には、走ることについて語る彼の言葉に共感できる部分が多かった。サロマ湖100キロマラソンの壮絶な記録には驚いた。自分が自分でさえあることを忘れてしまう程の苦痛に耐えて完走を果たす。彼は、何故、そこまでして走らなければならなかったのか。その痛みが僕の心に浸みた。作家とは辛い職業でもある。 あとがきの最後に、「この本をいままで道ですれ違ったすべてのランナー達に捧げる。」と書いてあるのを読んで、涙が出そうになった。僕もこれから春樹氏の背中を追いかけて走り続けて行こうと思う。 こんになにも考えているのか・・・。村上春樹さんの本は、大学生の時にハマリ以来新刊を買っては読み、読み返してきました。 走ることということで、物語とは違い随分と自分のことについて深く書いてあるなぁ。という印象を受けました。 日常、ひとつのことをこれだけ深く考えるかなぁと自分自身に問いかけてみたり。 物語(この場合は実話でしょうが・・・)の時間軸が長いのであえてじっくり少しずつ読みたい本です。 影響されやすいこともあるのですが、ストレッチを始めました。 これまでの小説とは違い、主人公(村上さん)は健康的です(笑) |