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日本のいちばん長い日―運命の八月十五日 |
| - 文藝春秋 価格 ¥ 1,650 | |
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文藝春秋 価格(new/used): 1,650 円 / 275 円 より 発売日: (1995-06) アマゾン売上ランキング: 242694 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件 真実は小説よりも奇なり私は、ポツダム宣言を受諾したのは、広島に原爆が落とされて日本の目が 覚めたからだと思い込んでいました。 それだけに、この本のまるで映画でも見ている様なドラマが展開されていたと 知った今では、再度、戦争に対する気持ちが変わりました。 とは言え、物事を決める時に「全員一致」する事が少ない過去や現代を 鑑みれば、青年将校のクーデター等は、あっても不思議ではなかったのかもしれません。 今にして考えれば、狂気の沙汰ですが、彼らの意志を「反逆」「間違っている」と片付けてしまうのは余りにも哀れとも感じました。 軍隊による洗脳に近かったのでしょうが、 純粋に国を思う気持ちは、尊いのではないかと思いました。 切腹で責任を取る時代は江戸時代で終わったと思い込んでいた私は、その点に関しても、 衝撃を受け、また残念でならないと思いました。 阿南陸相の最後の場面では、本当にやるせない気持ちで胸が塞がれる思いでした。 戦死してしまった人達・家族も含め、関係した人に何も幸せを齎すことがなかった この戦争の上に、今の私達の「平和ボケ」と言われる生活が成り立っているのです。 そこを考えると、「平和ボケ」でいられる有難さを噛み締めなければ、 その魂を成仏させる事は出来ないのではないか?と思いました。 日本版「史上最大の作戦」ノルマンディー上陸作戦を描いた「史上最大の作戦」の原題は、「The Longest Day」(一番長い日)であった。著者の意図は、ノルマンディー上陸作戦のような、華々しい戦闘シーンや、個々の兵士の置かれた状況の描写ではないだろう。 しかし、敢えてこの題名を使ったのは、日本の終戦に当たって、敵前上陸や落下傘降下部隊や、トーチカ粉砕のような「史上最大の作戦」のような「派手な」場面はなかったけれどもそれ以上の様々な人たちが、日本という国の最初で最後の敗戦に当たってどのような動きをしたのか、平時であれば、慎重であった人間が、そうでなくなっていく過程を淡々と描いている。 「一番長い日」(The Longest Day」と言う題名を選んでくれたことに感謝する。日本は、外に向かって、最後の日を迎えたのではなく、内に向かって迎えたことをくっきりと描き出してくれているからだ。 彼らの至誠とは何だったのか宮城事件としても銘記されるこの隠れたクーデターを知る人は少ない。逆賊としての名を着ても、国体護持に殉じるとして自決し、芝の青松寺の境内にひっそりと祭られる彼らを偲ぶ術は、この本とこの本をベースにした同名の映画しかなくなりつつある。戦局の決した昭和20年の8月に戦争を継続させようとした一部20代後半の青年将校の企てたこの事件を、現代の価値観を持って、狂気の沙汰だということは容易いが、その時代時代の流れと思想に真摯に従うことこそが至誠であると信じた彼らの価値観を絶対的に否定することはできないだろう。阿南陸相の自刃までのドキュメントとあの時代の子供たちの憧れの的であった近衛師団、東部軍の将校の最期の慟哭は、戦慄を覚えるほどに素晴らしいリズムで描かれていく。玉音放送は限りなく澄んだ灼熱の青空の中に流れたと父たちは言っていた。その時間までに織り成された、この24時間のドラマは、もはや現代の我々が取り戻すことのできない”日本”の最期を知る最高の傑作だと信じてやまない。彼らが死を賭けた国体とは果たしていま護持されたといえるのだろうか。 終戦直前24時間の克明なドキュメント1945年8月14日から8月15日にかけて、太平洋戦争での日本敗戦を一時間ごとに記録したドキュメント。 敗戦に至る経緯を克明に記述している。 近衛師団で反乱が起こりそうだった事。阿南陸相の最期。殺される直前だった鈴木首相。玉音放送の録音盤を守るためのNHK職員や侍従たちの努力など、戦争を止めるためにたくさんの人が努力し、間一髪で止めることができたのだとよくわかる。 |