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トラや |
| - 文藝春秋 価格 ¥ 1,400 | |
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トラや文藝春秋 価格(new/used): 1,400 円 / 853 円 より 発売日: (2007-11) アマゾン売上ランキング: 108190 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 2件 ヒトと動物の係わり 生かされている自分南木さんの本はかなり読んだと思う。 天地有情(2004)は既に読み終えているが付箋が多すぎて感想を書くに至っていない。ダイヤモンドダストで芥川賞を受賞され、その後にうつ病に苦しみ生きる望みを捨てかけた。 そんな時に野良猫が現れるのである。「トラ」まさに家族の一員として、いや家族の生きる証として存在したネコだろう。佐久とという素晴らしい自然と千曲川と言う渓魚豊かな流れ、そして野良猫という動物に生かされている人間。 人は一人では生きられない 家族がいる、愛してくれる人がいる。 そしてペットなどと言う言葉を超えた時に人間以上に人間を癒す存在がある。 きっと僕もそんな動物が好きだから獣医を目指したのだろう。 犬もネコもそして魚ですら時に僕を励ましてくれた。 すこし疲れた、いや、かなり疲れた時に読まれると良いのではないだろうか。涙と共に苦しさを人生の海で薄めてくれると思う。 備忘録として 永遠の不在は、遺された者の内に不在というかたちで残る。そして、それも遺された者の永遠の不在によって消滅する。p189 南木ファン以外は買わなくてもいいかと物語の最初から、主人公はすでに病気(うつ病)であり、その主人公と家族、そして飼い猫を交えた生活が軸として書かれている。 立ち読みで自殺未遂をする場面を読み、そこの表現が気に入ったので購入したが、最後まで読み終わってみると、正直期待外れ。 ところどころ興味をひく部分はあるけれど、全体的に、猫の死・後半に行くにつれて薄くなっているような気がする。 野球で、前半多くのヒットが出て、中盤以降はどんな試合をしてくれるのかと思ったら、点数が入らないまま負けてしまった試合を見た後のような感じ。 また、今作品の中で、過去の作品『ダイヤモンドダスト』『医学生』に触れているが、そちらの作品のほうが出来が良かったように思う。特に『医学生』は4人の医学生を登場させるという装置が良かったのか、ずっと印象に残っている。 |