泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

- 文藝春秋 価格 ¥ 1,890
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泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部


文藝春秋

価格(new/used): 1,890 円 / 1,350 円 より
発売日: (2007-02) アマゾン売上ランキング: 17696 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件

全員くるってる(笑)
なぜか1巻より200円安いお値段でこのボリューム。
読みながら「ああ、どうか終わらないで・・・」と祈るような思いでいました。
著者の酒見さんはデビューのときから只者ではないと思っていましたが、本当にすごいです。
時事ネタを微妙にちりばめながら(ヱヴァンゲリヲンまで登場!)痛快至極な筆致で描ききります。
途中で「もしかして主だった登場人物、全員くるってる?」と思わされたほど、言われてみれば確かにトンデモさんばっかりです。おそるべし、中国。

とにかく面白くたまらないです。
いずれアマゾンランキングが急上昇するに違いない。
「持ってけ!ファンタジー」がファンの中で大受けしている。この言葉が示すとおり日本で中国風ファンタジーを書かせたら右に出る人はいないほど面白い作家。最近ミリオンセラーが出てこない日本文学界の最終兵器。この小説のアマゾンランキングが低いのが納得できない。定価が高いからか?そこらへんの人気ギャグ漫画を十乗したくらい痛快フルパワーハイテンションファンタジー小説なのに。三国志小説の歴史に残ること間違い無し。無意識に第三部連載中の雑誌を本屋で探させるまでものパワーのある文体。買って損どころかお釣りがくるほど愉快。読んでいると明るい気分になり文庫化までとても待てないほど劉備の魔性のような引力を感じる。
三国志を知らない人(私)が読んでも圧倒的にオモシロい「小説」。でも、やっぱり知っていた方がオモシロいのかなぁ?
歴史を踏まえた小説を「創作」させたら右に出るものはいない、と誰もが認める?酒見賢一が描き出す新たな「諸葛孔明像」の第二部。

といっても、私は、初めて読んだ「後宮小説」でも、次に読んだ「墨攻」でも、その創作に簡単に騙されたほど中国史に疎いので(さすがに「陋巷に在り」は虚実が入り混じっていることにすぐ気付いたが、どこまでがそうなのかは分らずじまい)、どのくらい新たなのかはわからないのだが…。

同じ(超)長篇でも、物語自体が創作された「陋巷に在り」とは異なり、原典を読み込み、そこから導き出される著者の解釈によって性格付けされた孔明達のキャラクター勝負の小説(三国志のストーリを知らないので推測)だが、そのキャラクターが感動的にオカシイ。また騙されているような気もするが説得力は抜群。さらに、これもいつものように作中に登場する作者の舌(ペン?キーボード?)も滑らかで、第一部に引き続き、酒見ワールド全開だ。

いままで、著者の作品を読み終わって、他の作家が書いたものを読んでから読めばよかったと激しく思うことはなかったのだが、第一部を読み終わった後には、横山光輝の三国史(それしか思い浮かばない)を先に読めばよかったと激しく後悔。三国志を知っているのとそうでないのとでは、おもしろさが全然違うのだと感じた。

しかし、そう思いつつ、そのままこの第二部を読んでしまったのは、早く続きが読みたかったということに他ならないのだが、読み終わってみると、まだ完結していない(三国志がどのような話か知らないので完結すると思い込んでいた)。

何年か先になるであろう第三部の発売に備えて横山光輝作品くらい読んでおいた方がいいような気もするが、新しい未知の物語として読むという楽しさも捨てがたいような気もしてきて、なんとも迷ってしまう。
危険劇薬
ファン待望の第2巻。
待たされじらされた分のボリュームはあります。
三国志演義を何の疑いもなく、無抵抗に受け入れたてきた人間にとっては
最良の特効薬。
それが、『泣き虫弱虫 諸葛孔明』
演義というパラレルワールドでは、魔術的な活躍をしたり
何もしなかったりという孔明。
三顧の礼から長坂の戦いまでは、謎が多い。
酒見賢一の絶妙のツッコミが、この多次元宇宙の真実を解き明かしていく!
酒見小説に特有のエッセイ調の説明部分が、
歴史小説創作過程の一端を見せてくれる。
史料の読み込みと取捨選択は小説家の裏であるのだから
それを全部見せてくれるなんて、太っ腹!
いずれは古くなってしまう時事ネタなども計算ずくなのだろう。
面白いネタが相変わらずちりばめられているが、
それは読んでのお楽しみ。
孔明よ残酷な天使のように神話になれ!
注)三国志の初心者にはかなり刺激が強い薬かもしれません。
服用には十分注意してください。
やっと出ました!
さてさて第2部の頭からいきなり酒見節が炸裂し、あっという間に500ページを
読みきりました。
今回は赤壁に至るまでのお話となります(このペースで行けば、一体どれぐらい時間のかかるのかな?) 「ぐんしー」として呼ばれた諸葛亮ですが、あの面子のなかで一体どれほどの
存在感を出せるのか? また天下三分の一の基本構成となる荊州はどうなるのか?
一体どこで泣くのか?(とにかくみんな泣きます)果たして伝説を作れるのは誰なのか?
ついに登場した呉のみなさま(広島弁を予習してください)の活躍は?
劉備の人たらしが究極を迎える中、ついに曹軍の騎馬軍団がやってくる!
絶体絶命の魯粛は、無事呉に帰れるのか?
鳳雛&おじいの運命は?

そしてあの男は・・・・

いよいよ第二部の発売です! 張り切って読みましょう