アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 ...

尾之上浩司 - 早川書房 価格 ¥ 660
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アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)

尾之上浩司
早川書房

価格(new/used): 660 円 / 73 円 より
発売日: (2007-11-08) アマゾン売上ランキング: 12828 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件

単なる吸血鬼物語ではない
見たいなと思っていた映画の原作なので、読んでみました。

たった一人の登場人物(時々吸血鬼は襲ってくるし、回想には人が出てくるけど)の
吸血鬼との日常的な格闘生活を描いて、引き込んでいく筆力は凄いなと思います。
絶望的な孤独の中で、時々くじけそうになりながらも、原因を究明し、
何とか事態打開を目指そうとする姿に、尊敬を覚えました。
私なら諦めてしまうと思ったし。

ある日見つけた野良犬を何とか懐かせようと努力し、撫でる時にじーんとしている
シーンは、こちらも胸が熱くなりました。
どんなに強くたって、孤独は辛いです。

でも、結末もご都合主義には流れていかないんですよね。シビアーです。
一口にハッピーエンドじゃないけれど、どこか納得のいく結末でした。
それはやるだけの事はやった主人公の姿と、自分を滅ぼそうとする存在に対しても
注げる客観的な眼差しに、深い人間性を感じたからだと思います。
タイトルは昔のほうが。。
「地球最後の男」(もしくは「オメガマン」Ωはギリシャアルファベットの最後の文字)のほうがピタッとくるというか、想像力をかきたてられるタイトルだと
思うんですけど、映画の題にあわせざるを得ないのでしょうがないか。

映画はまだ見てませんが、原作とは違うようですね。

少なくとも原作は傑作です。新訳もすばらしい。
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
古典的名作を映画にかこつけてハヤカワ文庫が再販したものですが
SF映画として過去4回もリメイクされいることからもわかるとおり
傑作です、今の日本にも薬害騒動でシンクロされているテーマから
映画化のタイミングとしては申し分ない時期なのかもしれませんが
下記に書いたとおり美術スタッフの頑張りに演出人が答えられたか
疑問が残る映画化になりました。

地球最後の男という作品の名前で何度も映画化されている名作です。
NYの荒廃した姿に圧倒されてしまう映像美で、この作品はどうせ
観るなら映画館で観たほうが数倍いい点を付けるでしょう、ただホラー
映画に仕立てたせいで、後世に残す可能性があった素晴らしい世界観を
構築した美術スタッフの頑張りを無駄にした可能性があるのかもと考えて
しまいました、素晴らしい映画には違いありませんが2度観たいとは思わない
映画と全然違います
映画を観てから本書を読みました。素材的には面白いと思っていましたが、映画の出来が今一つだったので、原作はどういう仕上がりになっているのか興味があったためです。
内容は文句無しに面白くて、映画とあまりにも違うことに驚きました。
映画が「アイアムレジェンド」というよりは「ヒーイズレジェンド」だったのに対し、原作はキッチリ「アイアムレジェンド」になっています。

読んで損はないです。
このストーリーに沿った映画にすれば良かったのに。
古典ホラーの金字塔。ジョージ・ロメロが本作に触発されて「生ける屍の夜」を構想したのもむべなるかな、といった作品です。
このプロットは2007年末に公開された「アイ・アム・レジェンド」にも受け継がれていますが、やはり本作の絶望的、終末的なラストには叶いません(勿論、十分恐ろしく楽しめる映画ですが)。
敵側のミュータントが古典的な吸血鬼という設定が現代ではやや浮いた感じに映るかもしれませんが、貧弱な武器でしか彼らを打倒できないという主人公が絶望感、不安感を煽ります。
本作の存在は知っていましたが、まさか映画化と同時に再録されるとは夢にも思っておらず、とても嬉しい驚きと成りました。