第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

- 早川書房 価格 ¥ 714
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第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)


早川書房

価格(new/used): 714 円 / 50 円 より
発売日: (2003-06) アマゾン売上ランキング: 16616 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 8件

第六大陸とは月のこと
現在の人類が,宇宙開発に夢を失い,月面基地や火星コロニーなどは,非現実的
な存在としてSFの世界でも語られなくなっている。
こんな現在から約30年ほど先の,ほんのチョット未来が舞台。現在と区別がつ
かないくらい近い未来に,夢を失い地球に閉じこめれた人類を,宇宙に開放しよ
うと,民間企業が立ち上がり,月をあらたな大陸のように開発する物語です。
資金調達や法律問題などの企業活動もきっちり描き,現在ある技術をほんのチョ
ット拡張しただけのリアルな技術だけを使い,極めてリアルで未来ではなく現在
に起こっても不思議でないと感じさせる内容です。

月面開発計画だけでなく,それに関わる人間たちのドラマを折り込みながら展開
されてゆきます。その人間関係もとても魅力的です。

月に兎がいないことも,火星人がいないことも判ってしまい。地球温暖化や人口
問題など暗い話題しかない今ですが,この本を読むと未来に少しだけ希望が持て
るようになります。下巻の最後のSF的展開も魅力です。
実現可能かも?
実現可能かも?と思わせるリアリティ溢れる設定。
現実にはありえない、日本の民間企業による月基地設営
を、主人公の青年と少女の目を通して描く、科学SF。

こんな企業が日本にあったら…などと思います。
「たった一つの冴えない見方」
恥人(ちじん)に勧められて読んだのですが・・・

10代で天才で勝ち気でお嬢の主人公!(ではないが) 

萌え世代である私が、これで萌えないでいられるか? 
いや、
「あえて言おう!いられまいと!」
と、思わず反語&独裁者風になってしまうほど萌えます。

私のように、世界の中心に萌えを置くようなペケペケさん
ではなく、他の方が仰ってるように、SFとしてみても十二分に、
楽しめます。

よくこの手のSFでありがちなトンデモ理論とかなどが出てくると
想像では無く、これまたペケペケの世界に突入してしまいますが、
作中の技術等は、
「ありえないモノ」
ではなく、
「もしかしたら・・・」
の範囲で書かれており、非常に想像力を膨らませ、楽しむこと
もできる作品です(普通はそっちがメインだ)。

総評として、萌え&SFにおいて非常に優れた作品です。
竣工開始
 煽り文というか紹介文が、これほど似合う作品も珍しい。既に引き合いに出した人が居るが、確かにこれはSF版プロジェクトXというのが相応しいと思う。また小川氏には珍しく、人間社会の暗部である妬みや嫉みが、最もらしい理屈をもって挑戦者に立ちはだかる描写も優れている。それに対する解決法は、例によって人間に対するポシティブな小川氏だが。作家によっては、ネガティブ・キャンペーン合戦や印象操作など、もっと厭らしく書き込む事も出来ただろうが、その分多分感動は薄れただろう。
 建造費に対する試算がやや甘いとの話も聞いた事があるが、少なくとも全否定出来る程のものでは無いらしい。実際に自立型ロボットを使った、コンクリート・ブロックによる月面建築は十年以上昔から(それも日本で)提案されており、流石は調査・取材に定評のある小川氏だ。
 私自身は導きの星で小川氏を知った口で、氏の斬新な切り口を賞賛して止まないが、この作品は実現性と手堅く纏まった内容とで小川一水を代表する作品だと考える。最後のドンデン返しもやり過ぎてはいないし、続編を想像してみるのも楽しいかも知れない。
 小川一水を未読の人は、この作品から入るのがお奨め。
こんな日本に住みたい
近未来の日本が舞台なのですが、とっても魅力的。
こんな日本にしていけたらなあ、と思える世界でした。
ストーリーもカバーを描いている幸村誠さんのプラネテスが好きなら、
絶対楽しむことができると思います。