虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ ...

寺田克也 - 早川書房 価格 ¥ 924
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虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫SF)

寺田克也
早川書房

価格(new/used): 924 円 / 595 円 より
発売日: (2008-02-22) アマゾン売上ランキング: 5884 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 9件

そんなに面白いかなぁ
うーん、以前から薦められていたんで読んだんだけど。

前評判が高すぎた事と、「当時」今からずいぶん過去の作品という事を考慮しても、そんなにすごい面白いとは思えないんだけど…。
むしろ…ごめん、あんまり面白くないんだけど。
ラストがどうの…という好みの問題では無くて、単に読んでてのめり込めない。

設定のSFっぽさも中途半端だし、何よりも登場人物の心の動きが唐突過ぎて共感も理解もしづらい。
心の動きというのは唐突だったとしても、そうなる理由というのは小説ならば書かれなければストーリーとして成り立たないと思うが、この話ではその部分は大抵、放棄されている。

「SF版厳窟王」と言われているが…デュマの描いた厳窟王の緻密な描写や、人物の感情の書き込み、風刺ユーモア、エンターティメント性、などとはかけ離れているし、結局はストーリーも、その話の中に流れる意図も全く違う。

好みもあるから…と、思ったのだが、あまりにも高評価過ぎるので、これから読もうか迷っている人には、一応こんな感想もあるよと伝えたいと思って書きました。
これが、SFだ!
 ベスターの長編第2作。歴代SFベスト5入りの常連として有名な名作で、よく言われる評が、「10年に1度の傑作」。
 30数年前、初めて読んだSF「宇宙船ビーグル号」で、世の中にこんな面白い種類の小説があるのか、とSFにのめりこんだが、なかでも「虎よ、虎よ!」の衝撃は特に忘れがたい。
 読了の瞬間、自分のいる場所がわからなくなった、と言っても信じてもらえるだろうか。ストーリーもほとんど憶えていないが、これが「世にも珍しい、再読を許さない傑作」であるとわきまえているので1度しか読んでいない。むしろ設定やストーリーといった、小説としてのパーツやテーマなどを分析しだすとアラばかり目につくだろうこともよくわかる。
 小説として読むなら、この前作にして作者の初めての長編SFである「分解された男」が断然お勧めである。わかりやすいし、実にエネルギッシュな傑作。これ1冊でもSFの歴史に名を残すと思われるのに、ベスターはさらに先に進んで、第2長編で不朽の名声を手に入れることになった。ただし、満々たる自信でもって発表されたこの作は発表当時、激しい毀誉褒貶(最高!と、最低!)にさらされ、現在の評価が定着するまで10年以上かかっている。
 最高のSF作家としてはベスターの名は挙がらないと思う。ベスト10には入れても、レムやディックといったノーベル賞級の作家と同列とはいかないだろう。しかし単独作品としての「虎よ、虎よ!」は、すべてのSF作品を抑え世界最高・唯一無二といえる。
 ちなみに、「虎よ、虎よ!」を「アメリカSF唯一の傑作」とたたえるSF作家サミュエル・R・ディレーニイの「バベル17」をご存知だろうか。これは舞台が「虎よ、虎よ!」、ストーリー展開が「分解された男」というベスター・リスペクトの最高の1作である。
言われているほど面白くはない
「まったく面白くない」ということはない、ないのだが、
平均的な評価が高すぎるように思う。
普通にSFをよく読んでいる人なら
ディティールが甘すぎるように感じられるだろう。
精神によって物理的な移動を行うというアイデアが古い。
科学的な説明が一切ない。
今は亡き精神万能主義の末裔で、
アイデアにリアリティがないために「ざんねんでした」感が全編に漂う。

序盤は物語の展開が遅く、イライラする。
物語に引き込まれる感じがしない。
後半はまったく説明が不足で読み応えがない。
作者に文学を書く者としての基本的な素養が不足している。
(もちろんそんなものが不要であるほどにアイデアが優れている場合もあるが)

んー、発想が中学生なんですよ。
ライトノベルと実質的に変わりがない。
もちろんはじめからライトノベルとして読めばそこそこ楽しめるんだけど、
そんなものはぜんぜん期待していない。
この本からわかることは
ライトノベルは捨て去られる程度の価値しかないということ。
将来に渡って記憶に残ったりしない。
軽すぎる。
もう一度、未読に戻りたい
中学時代の初読以降、何回読んだかわかりません。
これほど取り込まれた小説はありません。

年齢に応じ、心に残るところが変わります。
娯楽として面白く、私にとっては深みもあります。
(最初は、風呂に潜って息を止めてみました。)

詳しく感想を書きたいのですが、ネタがばれないようにやめます。

ただ、私はこれ以降、30年以上SFを読み続けてしまいました。
でも、虎よ!虎よ!は一冊しかない。
未読の方には、是非おすすめしたい一冊です。

私も、未読に戻りたい。
復讐の果てには何がある?
絶望がありました、という救いのなさが、あまり好みではありませんでした。
最後のシーンを主人公の救済(というか再生)と思うことも可能ではあるのですが...

基本的なストーリーは太陽系岩窟王不幸版、といった感じですが
仕掛けは色々あって、50年前に書かれたのだとすると、当時は
さぞかし斬新だったろうと思います。が、あるきっかけで急に粘着質
復讐鬼になる(でもリビドーありまくりな)、元無気力ヤンキーな主人公に
感情移入することもできませんでした。

この低い評価の理由は、私の好みではなかった、ということにつきます。
決して話が破綻している、とか言うことではありません。
あらすじなどを見て、買いだと思えば買って後悔はしないでしょう。
私も後悔はしていません。
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