順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

Greg Egan - 早川書房 価格 ¥ 651
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順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

Greg Egan
早川書房

価格(new/used): 651 円 / 199 円 より
発売日: (1999-10) アマゾン売上ランキング: 20414 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 7件

難解な物語
人間は原因があって結果があるという因果律に縛られていますが、
その因果律が虚構だったとしたら?連続性が幻想であったとしたら?
そして「自我」とは、「世界」とは何か?
そういう難解だけど興味が尽きないテーマを、真面目に、イーガン流に
構築しています。大傑作だと思います。

以下ネタバレ

イーガンは「人間宇宙」理論が大好きですけど、この話もやはり人間宇宙テーマの
ようです。ただ非常に変わった、冴えた解釈の使い方をされていて、そこにも驚きを感じます。
怒濤の計算論的宇宙観に頭がクラクラする
結論からいうと,とても楽しめる作品です.
宇宙物理や認知科学の用語を巧みに編み合わせて,ぞっとするような美しい宇宙像を見せてくれます.無限に増殖を続けるセルオートマトン宇宙だなんて,荒唐無稽にも程があるけれど,そこはさすがイーガンで,ストーリーテリングが秀逸.思わず引き込まれます.特に人間原理的な思索の試みらしい後半(下巻)は一気に読んでしまいました.
難解な作品
テーマが斬新な為、その用語や概念を追うだけで労力を要する作品である。
特に上巻は技術や理論が登場するだけで、面白いシーンが少ない、
だが、下巻に入り理論が実践される段階から話が飛躍していき楽しくなってる。
特にオートヴァースの話は色々なエピソードができそうな題材なので、
前半をもうすこし詰めて、後半を広げて欲しかったです。
イーガンは単なるSF作家じゃない。
誤解を招くかもしれないけれどあえて簡単な言葉で表すと、仮想世界における、人格化された「神」と、それが創世した「恒久的真理」の葛藤の物語。しかし、この作品でも、イーガンの人間の科学的探究心への絶対的信頼と、それと裏腹に人間が持つその限界に対する深い慈愛の念を感じ取りました。イーガンは単なるSF作家じゃない。
ああこれはドグラマグラなんだ
 この話はまともに読もうとしたら至難の業なんだね、わたしも始めは何度も読み返したんだけど、なかなか進まんかったね。
 でもね途中で、ああこれは、オーストラリアの夢野久作さんの書いたドグラマグラなんだね、と思ったらやー、面白い話だったんだねー。
ま、肩の力抜いたら面白く読めるんだね